荒川水系中津川 大若沢

期 日:2020年8月29日
参加者:Lオヨシ、なべたけ、わたゆき、ヒー

2020年8月29日(日)晴れ
大若沢休憩所駐車場(8:00)-金山沢出合(9:10)-二俣(10:20)-長滑沢出合(10:50)-駐車場(12:50)

大若沢は埼玉県の『彩の国ふれあいの森』の敷地内にあり、「学習の森」(大若沢休憩所)駐車場から遊歩道を通って入渓する。以前は散策目的でも遊歩道を使えば魚止ノ滝まで行くことができたが、昨年の台風19号の影響により広範囲にわたり木道や橋が崩壊し、現在も散策は難しい状態になっている。沢そのものはほとんど被害を受けていない。大若沢は巻かずに登れる滝が多く、所要時間も半日程度であるため、初級者におススメである。

序盤の勘兵衛ノ滝から不動滝までは、滑りやすい箇所もあるがウォーミングアップにはちょうど良い。

勘兵衛ノ滝 右岸から登る

大釜の滝 これも右岸から登る

こもれびがキレイ

不動滝は遡行図に残置支点があると記されていたが、それらしきものは見つからなかった。

不動滝 登り方を確認

不動滝 一番滑りやすいところ

続く中盤はキレイなゴルジュから始まる。

金山沢出合 この滝は簡単に登れる

まず金山沢出合の先にある12mのトイは、「高巻きしてトイの先へ懸垂下降した」という記録をいくつかネットで目にしたところである。

トイ ここから左方向に登る

水量によるかもしれないが、沢に沿って登っても特に危険は感じず、突っ張りながら詰めていく。その後しばらくはナメや小滝を堪能しながらゆっくり進む。

終盤の魚止ノ滝から直滝までは、弱点を突いていけば難しくはない。魚止ノ滝は右岸に取り付いて登るのが一般的なようだが、滝を横切って左岸に渡ったのちに滝の裏側を這い上って右岸に取り付くこともできる。それなりに水を浴びるが何だか楽しい。

魚止ノ滝 左岸から右岸へ斜めに登っていく

直滝は左岸でも右岸でも高巻きできるようだ。左岸には残置スリングあり、これをアブミとして利用すれば楽に登ることができる。

直滝 左岸を高巻く

長滑沢出合から先も奥の二俣まで遡行は楽しめる。勢いでつい進み過ぎてしまい、慌てて長滑沢出合まで戻る。

長滑沢出合の目印

下り左手を見上げると、わかりづらいが5mほど登ったところに遊歩道がある。途中、崩れている箇所もあるが、1時間弱で勘兵衛ノ滝まで戻ることができる。

遊歩道 沢下りは大変なのでこんな状態でもありがたい

奥秩父としてはアクセスしづらい場所だが、景色も良くしっかり滝登りも楽しめる沢であった。

(記 オヨシ)

You may also like...