期 日:2022年5月22日
参加者:Lなべたけ、オヨシ、ヒー、他5名(非会員)
5月22日(日)晴れ
石楠花橋付近駐車スペース(7:20)-大常木林道丸太橋(14:20)-駐車場スペース(15:45)
渓流釣りで人気の一之瀬川。その支流の一つ『竜喰谷』(難易度は中級)を、県内の他山岳会の方々と共に遡行、総勢8名。
*各会のリーダーはJMSCAアルパインクライミング・コーチ2認定!
石楠花(シャクナゲ)橋辺りからすぐに一之瀬川本流に入渓せず、林道を少し下って竜喰谷出合滝を過ぎてから入渓。丹沢に比べ、この時期の奥秩父はまだ水が冷たい。
序盤のいくつかの滝はロープなしで登攀。続く8m幅広滝(精錬場ノ滝)は左岸・右岸それぞれにロープを出してもらう。中央付近で岩が突出し水流は二俣に分かれており、左岸は見るからに水流が強い。岩を掴もうと前傾姿勢になると顔面に浴びまくり、息がつまりそうになる。身体が一気に冷やされ、足の動きが鈍くなってしまった。ここはあまり水をかぶらない右岸がオススメ。
奥秩父らしい渓流が続いた後に、3段12m滝(下駄小屋ノ滝)が待ち構えている。右岸沿いにロープを出してもらい、プルージックで次々に登る。下段はリッジでロープなしでも行けそうだが、中段からはロープがあると安心。落ち口への一歩、水流に負けそうな気持ちになるが、リーダーの「大丈夫!」の一言で皆進んでいく。
10mナメ滝を登ると暫くはナメ床が続く、奥秩父らしい光景だ。次の2段10m滝、下段には倒木が掛かっている。リーダーの一人が倒木渡りに挑むが、予想以上にヌメッていたようで…
そして、いよいよ核心の10m曲がり滝が姿を表す。まずはリーダー二人がスムーズに左岸から登る。
残置ハーケンは下部にしかないため、上部はカムでランニングビレイを取る。時間短縮のためロープを2本出す。落ち口付近の立木で支点を作り、セカンドビレイの準備完了。順番にメンバーが登っていく。体格差があると、先行者が辿ったルートでは手足が合わず、自分で探さねばならない。全員無事に突破し、中ノ平沢出合付近でゆったり休憩。
その後の連続する小滝はロープなしで各自が思い思いのルートで登る。8mの脆そうな滝は右岸から高巻く。最後のチョックストーン滝を抜けて暫く歩くと大常木林道に合流、丸太橋が見える。広い休憩スペースで沢装備を外し、登山靴に履き替える。
遡行中は登ることに夢中になっていたため、会話を楽しみながら下山。各会の現状や様々な取り組みなど、参考になる話をたくさん聞くことができた。この山行が安全に楽しく行えたのも、各会のリーダーが事前に交流を深めてくれていたことが大きい、心から感謝です。1時間半の下りはあっという間、舗装された一之瀬林道に出て程なく駐車スペースに到着。
最後に流行り!?のポーズで記念撮影、またの合同山行実施を誓った。
(記 オヨシ)