期 日:2021年7月17日~18日
参加者:Lオヨシ、コバヤン、ヒー
7月17日(土)晴れ
西沢渓谷駐車場(8:40)-釜ノ沢出合(14:00)-両門ノ滝(15:20)-1600m付近(16:25)幕営
笛吹川の東沢には、鶏冠谷、ホラの貝沢、金山沢や乙女沢など沢がいくつもある。中でも人気なのは甲武信岳に詰める釜ノ沢、今回はあまり記録を見ない西俣を遡行。西沢渓谷入口から西俣と東俣の分岐となる両門ノ滝まではお馴染みのルート。奥秩父によく来ているコバヤンは何度目だろうか。西沢渓谷駐車場への到着が予定より遅れ、これが後々響くことに。
山の神の祠に着くまでに数パーティーを見かけたが、釜ノ沢に向かうのは我々だけのようだ。
体調が万全でなかったためか、思うようにペースが上がらず、冷たい水に体力も削られていく。何とか15時過ぎに両門ノ滝に到着。
左の西俣は直登できない滝なので右岸を高巻く。その先は、東俣に比べて草木が生い茂って薄暗い。沢の流れは早く沢床も磨かれているようで歩きづらい。仕方なく湿って滑りやすい淵を暫くトラバースする。
1時間かからないところで、幕営に最適なスペースに辿り着く。先行パーティの焚き火が狼煙のようにあがっていた。
2パーティーだけで広々と贅沢に使わせてもらう。補助ロープをいくつかの立ち木に結んで濡れた装備を乾かし、焚き火と食事をゆっくり楽しんで就寝。
7月18日(日)晴れ
幕営地(5:30)-水師(10:30)-甲武信岳(11:25)-西沢渓谷駐車場(16:10)
翌日は5時半から行動開始。幕営地より先はナメとゴーロが続くが、台風の影響か倒木が多く荒れている。
2箇所ほど幕営地にできそうなスペースがあった。1時間くらい経過した辺りで左に水量の多い枝沢が見えてくるが、間違って進んではならない。徐々に登りの傾斜がきつくなり、いくつもの小滝が続く。奥ノ二俣では豪快な左俣の滝に目が行くが、右俣を右岸から登る。(左俣からも詰めることはできるが、水師まで30分ほどかかる地点に出る)
ここから先は難しいところはないが、とくかく小滝が続く。沢も枯れてきたところで詰め上がるが、水師への尾根が少々わかりづらい。苔が生い茂って何度か踏み抜く。
水師からの景色は良かったが、甲武信岳までの登りがこたえる。
甲武信岳からの下りも足腰に響き、ペースが上がらなかった。釜ノ沢東俣と比べると、難易度は変わらないが疲労感は2割増しといったところだ。
(記 オヨシ)