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栃木 古賀志山 クライミング

【日程】2016年11月19日(土)~20日(日)
場所:栃木 古賀志山 クライミング

【メンバー】ナベタケ(L)、ゆきねえ,岳,ザッキー, アイアンマン,ぶんちん
【天気】19日曇り、20日晴れ

毎年恒例化されつつある、5年前栃木に移住された大大大先輩のO岳先輩のお宅への訪問と古賀志山のクライミングへ行ってきました。

土曜日は雨のため、クライミングはあきらめ、宇都宮の大谷資料館(大谷石採石場跡)へ観光に行き、その後正嗣で行列して餃子をたらふく食べ、温泉に行き、その後、16時ごろにO岳さんちへ到着。

そこは、薪ストーブがある平屋の戸建て。カウンター越しにリビングと2つのお部屋。
憧れのおうちです。毎年(といってもわたくしは2回目ですが)奥様が笑顔で迎えてくれ、お手製料理がたくさん!薪ストーブで、O岳さんが作ってくれたモツ煮込みを暖めながら、乾杯。全ての料理がおいしかったです。感謝感激ありがとうございます。

夜は去年はそこそこ盛り上がったのですが、今回は話ふり上手なアイアンマンがお相手をしたせいか、たくさんの昔の山行話をききました。昔は、キスリング(布製のかにみいなザック)を43キロ背負って電車に乗って谷川とかにでかけてたとか、、、何回か滑落した話とか、暁のチャレンジ(登ったことがない山へどのようにして向かったか)などなど、今の時代とはまったくことなるスタイルやアプローチの話をきけたことは、非常に興味深かったです。最後は、ハーモニカで合唱(歌えませんでしたが、、、)。

ここからが本題(クライミング)。
今回は去年クリアできなかったさらちゃん、登りたかった粉屋の婿さんにチャレンジ。
初回でさらちゃんに登ったが、去年と同じ場所で行き詰まり、、、二回目のチャレンジで登りきる。自分の苦手な部分(バランス感覚)ってすぐには変わらないのかなって感じました。

となりの粉屋の婿さんルート。さらちゃんをビレイしているときに横目でうまいクライマーのアドバイスと登っている人が目に入り、登り方を見ていたため、気合を入れて一気に駆け上ったら、登れた。。うまい人の動きを観察することは大事ですね。

粉屋の婿さんルートをなべたけさんがリードでのぼります。
粉屋の婿さんルートをなべたけさんがリードでのぼります。

また、来年も行きたいです。来年は栗拾いの時期とのことで10月前半を予定しています。

追伸:

クライミング地点までの林道。神秘的な情景にこころが自然にもどります。
クライミング地点までの林道。神秘的な情景にこころが自然にもどります。

会山行 甲武信岳 釜の沢東俣 

【日時】9/10(土)~11(日)
【山域】奥秩父 甲武信岳

【行程】

10日:西沢渓谷駐車場8:50発~田部重治文学碑9:25~釜の沢出合13:10~両門の滝14:40~1600m付近幕営

11日:起床4:00~出発6:00~木賊沢出合8:00~ポンプ小屋9:00~甲武信岳9:40~甲武信小屋~まき道~戸渡尾根~近丸新道~西沢渓谷駐車場14:30

【メンバー】なべたけ、こまさん、岳(CL)、ジャイアン、わたゆき、みのさん、ふーちゃん

9月の会山行は、6月に予定していた釜の沢東俣のリベンジとしていってきました。

天候は、土曜曇り、日曜は曇りのち雨の予報であまり期待できない気持ちでいましたが、

運よく土曜日、日曜の午前中は晴れて初夏のようなすがすがしい沢登りとなりました。

 

西沢渓谷駐車場にて。林道歩きのため、沢装備はザックの中。

 

林道を歩き、鶏冠山のルートから東沢に入っていきました。沢に入ると沢靴には着替えます。ハーネスはまだ取り付けませんでした。

岩が白くナメ状のものが多く、沢の色も深いところはエメナルドグリーンに輝き、癒されます。

東のナメ沢。豪快です。
東のナメ沢。豪快です。
西のナメ沢
西のナメ沢

わたれないところは、高巻きしながら進んでいきますが、なかなか釜の沢の入り口にたどり着きません。

出発してから4時間ちょっとで釜の沢出合に到着。13時過ぎ。夏合宿の越後でのビバーク体験からこの時間から登り始めることへの恐怖心がよみがえりましたが、16時には到着できそうとのことで、安心してハーネスを装着しました。

釜の沢にはいってす少し歩くと、この沢のメインといってもいいか分かりませんが千畳のナメ。心地よい。

沢の上からの撮影。コマさんがゆっくり登ってきます。
沢の上からの撮影。コマさんがゆっくり登ってきます。

ナメを伸びのぼりきると両門の滝30メートル。両サイドから水が流れ落ちてきます。

イエーイ。滝の傾斜がゆるやかで美しい。
イエーイ。滝の傾斜がゆるやかで美しい。

両門の滝の右側のマヨイ沢の方に高巻きをし、今日のビバーク地へ。高巻きをするとき、こまさん、なべたけさんとわたゆきさんが蜂にさされ、特に最後にきたなべたけさんは集中攻撃にあいました。

ビバーク地には、3パーティがすでにテントを張っていたので、50メートルくらい進んだ平坦な場所に、幕営。今宵の食事担当はこばさんで、牛ステーキ肉が半額だったので、串焼きとトマトベーコン、たまねぎ丸ごとホイル包みなど焚き火を使った贅沢ごはん。締めはトマトリゾット。次の食事担当にプレッシャーが沸いてきそうです。笑

焚き火での牛の串焼き!
焚き火での牛の串焼き!待ちきれない様子のこばさん

翌日、甲武信ヶ岳までの残りの距離、下山時間を考えて、4時起床、6時出発!樹林帯の踏み跡を進んでいきます。

ミズシ沢と木賊沢の出合のしたに10メートルの滝があり、高度があったため、ロープを使って登りました。他のパーティはロープを使ったり、使わなかったりしていましたが、登ってみると流れる沢の中に足場があり、登れるルートがあることにきがつきました。

その後沢をのぼってポンプ小屋に到着。お疲れ沢~。

ここで沢道具をザックにしまって甲武信ヶ岳へ。こまさん、わたゆきさん、なべたけさんは体調不良のため、甲武信小屋迄のぼり下山。

甲武信ヶ岳頂上からの景色。雲が秋を感じさせます。
甲武信ヶ岳頂上からの景色。雲が秋を感じさせます。富士山のお顔が雲がかって見えません。。

その後、それぞれのペースで下山。お疲れさまでした。

西沢渓谷小屋に向かうジャイアンとアイアンマン。
颯爽と西沢渓谷小屋に向かうジャイアンとアイアンマン。

個人的には今年最後の沢の締めくくりとして取り組みましたが、まだ沢靴と自分の重心移動がうまくできず急斜面のナメをスムーズに歩くことができず、滑りそうで怖かったです。来年がんばります!

皆さん、楽しい山でのお時間ありがとうございました。

 

夏合宿A隊 只見川水系 中ノ岐川二岐川本流(平ヶ岳先ノ沢)

期間:2016年8月11~13日

メンバー:L:reiko、SL:sobe、morimaro、koba、fumi、komamino

8月11日(木) 快晴

道の駅ゆのたに駐車場(仮眠)=雨池橋(7:50)~二岐川林道(8:20)~曲沢橋(8:50~9:00)~檜枝岐小屋跡(11:35)~壊れた堰堤(11:40~12:00)~巻嵓沢出合(13:25)~タンスノ沢出合(16:15)~100m6段大滝上(19:00)

~ビバーク地(19:30)

前夜、22時橋本駅に集合。関東は午後からの豪雨の影響で小田急線、京王線に遅れがあったが、集合する頃には雨も上がっており、ほぼ全員時間通りに集合して出発することができた。morimaroさんとは翌朝道の駅で集合することになっていたが、私もmorimaroさんも体調が思わしくなく、現地で計画変更もあり得る状況での出発だった。

8月11日は今年から祝日「山の日」で、行きでの渋滞も予測したが、順調に道の駅に到着し、テントを張って仮眠。

6時30分、morimaroさんと合流し、雨池橋に移動。昨年の夏合宿に続いての雨池橋だが、今年は2台駐車してあるのみで、ゆったり駐車することができた。

計画は二岐川本流を遡行し、途中で尾根を乗越し、恋ノ岐沢を下降することになっており、車1台を恋ノ岐沢出合に駐車しておく予定であったが、morimaro、reikoの体調で中ノ岐林道に下る可能性が高いため、2台とも雨池橋に駐車して出発した。20分ほどでナメの美しい二岐川本流の出合に着く。更に10分ほど歩き二岐川林道入口に到着。注意しないと林道入口の橋は草に覆われて見落としやすい。林道とは言え、道はかなり荒れている。30分ほど歩いて、支沢にかかる橋に到着。道は所々ぬかるんでいるため、ここでウェディングシューズに履き替える。しばらく進むと、komaminoさんが遅れ、見ると靴の右足のソールが踵から土踏まずまで剥がれていた。小屋の沢手前でテーピング用テープで応急処置をする。まだ沢の遡行も始まっていない状況で、どうしたものかと思案しながら進む。檜枝岐小屋と思われるつぶれた小屋があり、車が埋もれている。かつて車でこの林道を入れたとは信じがたい。やがて暁の会報19号に中村さんが書いた遡行記録にある、幕営適地の壊れた堰堤に出た。確かに焚き火もでき、快適な幕場だ。

komaminoさんの靴は、補修したテープは切れてしまい、全員ここまでか、と途方に暮れていると、kobaさんが結束バンドを持っており、フェルトの踵部分2ヶ所にナイフで穴を開け、結束バンドでリングを作り、わらじの要領で靴に結びつけ、何とか先に進めそうな状況になった。ただこの先標高1400m付近まではゴルジュ帯で、幕営適地はない。morimaro、reikoの体調も考え、ここでの幕営を検討したが、まだ時間的に早いとの意見もあり、先に進むことにする。

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ここから遡行を開始し、やがてジョウ沢出合に着く。沢はほぼ1:1だが、ジョウ沢のほうが沢床が高い。合宿中本流で魚影を見ることはなかったが、誤ってジョウ沢に入ったkobaさんの話では、岩魚がいっぱいいたとのことだった。

やがて5m逆く字滝と思われる滝に出会う。左岸側から巻くが、降り口がなく、結局巻嵓沢出合の滝上に降りる。巻きにかなりの時間を費やした。その後も5m程度の磨かれた滝が次々と続き、微妙なへつりやツッパリで越えていく。

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時にはドボンする人もいたが、釜に落ちてみんなの笑いを誘った。雪渓がまったくないためか、思いのほか時間がかかり、100m6段大滝が始まるタンスノ沢出合を通過したのは16時を過ぎていた。それでも大滝に関する多くの記録から難易度はそれほど高いものではなく、1時間程度で登りきり、ゴルジュを抜けられると考えていた。しかし実際には大滝を登りきるのに5ピッチかかり、沢床に降りた頃には夕闇が迫っていた。今回の山行中、まったく雪渓を見ることはなかったが、多くの記録では、この大滝には雪渓が詰まっており、そのため比較的短時間で抜けられたのではないかと考える。

とにかく明るいうちに少しでも先に進み、幕営地を探したかったが、19時を過ぎあたりは暗くなり、目の前に深い淵の滝がかかり、これ以上の遡行は危険と判断し、思案する。ゴルジュの中ではあるが、かろうじて6人が夜を過ごせそうな岩があり、幸いにも夕立もなく夜間の増水はないと予測されたため、その場でのビバークを決めた。計画書通りの夕食を作れる状況ではなかったので、まずはお湯を沸かしてみんなで暖かいカフェオレを飲んだ。いつもは甘い飲み物はそれほど人気がないが、この時ほどおいしいと感じたことはない。みんな少し落ち着きを取り戻し、副食のマッシュポテトを作ったり、各自つまみや焼酎、ウイスキーのお湯割りを少量飲み、眠れないかもしれない夜に備えた。

各自あるものをすべて身に付け、また増水、落石に備えてハーネス、ヘルメットも身に付けて、3人ずつに分かれて、ツェルトやタープを被って体を横たえた。ゴルジュの中から見える狭い空は満天の星で、時々流れ星を見ながら寒さに耐えた。

8月12日(金) 晴れ

ビバーク地(6:05)~1400m幕営適地(6:50)~1452m二又(8:05)~1539m二又(8:50)~1650m恋ノ岐沢乗越への支沢(10:21)~支尾根~姫ノ池(14:40-15:24)~平ガ岳沢横断点幕営(17:50)

寒さに耐えられず、明るくなると早々に起きだした。明るくなって見ると目の前の淵はかなり深く、昨夜突入しなくて本当に良かった。温かい飲み物で冷えた体を温め、朝食のそうめんも温かいスープに変更し、身支度を整える。目の前の淵は左から微妙なトラバースで突破。40分ほどで左岸側に快適な幕営地を発見。1時間早く出発していればたどり着けたのかと思うと残念だが仕方がない。ゴルジュを抜け、日も差して徐々に体も温まり、水と戯れながら、へつりやつっぱりで次々と現れる滝やナメを越えていく。やがて1539mの二俣(1:1)を通過。間もなく計画していた恋ノ岐沢下降のための乗越しに突き上げる沢が左に滝を掛けて出合う。このあたりから沢はもう源頭の様相で流れも細くなる。忠実に本流を詰めて行くが、次々と5~6mの立った滝が続き、安全のためザイルを数回使用する。細い流れながら、最後の一手がない滝に、今回の山行中唯一の残置ハーケン、シュリンゲがあり、助けられた。できるだけ藪漕ぎせずに姫ノ池に出るため、最後の二俣で左にルートを取りたかったがザレた滝がどうしても越えられず、やむなく右にルートを取る。最後は草付きの藪を漕いで青木山に続く稜線に出たが、ここから笹とはい松、石楠花との格闘が始まる。背丈以上の藪で見通しが利かないため、コンパスとにらめっこで進む。悪戦苦闘の末、姫ノ池の湿地に出て視界が開けた。

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姫の池に着いたー

沢の装備を外していると、恋ノ岐を詰めてきた4~5人のパーティが現れ、互いの情報を交換しあった。彼らは姫の池に1泊するようだが、我々は泊りの水もないため、平ヶ岳山頂はあきらめ、がんばってプリンスロードを下り、中ノ岐林道まで下ることとした。急な下りは2日間の疲れた体にはかなり応える。もう限界と思う頃、登山道は平ヶ岳沢を横切る橋に出会う。今日の泊りはここしかないと、みんなザックを下ろし、濡れた物を広げ、焚き火や夕食の準備に取り掛かる。

みんなで焚き火を囲み、長かった2日間に思いをはせる。予想以上に厳しい山行となったが、今回の経験がこれからの山行に生かされることを祈るのみ。

8月13日(土) 晴れ

幕営(7:50)~中岐林道(6:45)~二岐川本流出合(10:40)~雨池橋(11:00)

本日は林道を歩くだけのため、起床は6時30分としたが、6時前からマイクロバスで送ってもらったと思われる登山者がテントの横を次々と通り過ぎて行くため、6時にはみんな起きだし、朝食の準備を始める。

焚き火の後始末をして出発。5分ほどで林道終点、トイレも水場もある。マイクロバスが1台止まっているが、運転手の姿は見えない。

今日も快晴で、暑い林道歩きになりそうだ。30分ほど歩いた頃、なにを思ったのか千々和さん、kobaさんが走り始めて、あっという間に姿が見えなくなった。昨日の藪漕ぎで2人は後のほうで苦戦していたはずだが、あの時体力を温存していたものと思われる。

林道を横切る主な沢には沢の名前が書かれた札が立てられており、現在地の確認に役立った。灰ノ又山に突き上げるハコジョウ沢、二岐川手前の滝沢など、出合に素敵な滝を掛け、心引かれる。10時30分、一昨日出発した二岐林道入口を通過。再び雨池橋に戻り、3日間のA隊夏合宿は終わった。

本来なら今回のメンバーで事前に沢でのトレーニングを重ねるべきだったが、私自身リーダーでありながら、なかなか会の山行に参加できず、トレーニング不足は否めない。またmorimaroさんも私も直前に体調を崩し、万全の体調ではなかったこと、komaminoさんの沢靴が入渓前に壊れたこと、私を除いて沢のビバークはみんな初めてであったこと等など、反省すべき点は山ほどあるが、弱音を吐くことなく、どんなときにも笑いの絶えなかった今回のメンバーに感謝。

記 reiko

谷川岳 一ノ倉沢 南稜

【日程】7/23(土)

【メンバー】navetake,yamaken,gaku(CL)

22日(金)22時30分 yamaken宅を出発。
土合駅着は24時過ぎだったか、3パーティー程が先に休んでいた。
噂通り待合室は閉鎖されている。
我々も早々にシュラフを広げ休む。

3時土合駅を出発。慰霊碑そばの町営駐車場は閉鎖されていた。
ベースプラザに駐車し、一ノ倉沢への歩みを進める。
小雨だったように思う。

計画書を持ってくるのを忘れ、登山センターの備え付けの紙に記載し提出。
(後で会長宅にお叱りのお電話を頂いたそうです。関係各所の皆様、大変、申し訳ございませんでした。)

一ノ倉沢へ向かう。
出合いに到着する、テントは一張もない。
空は白みはじめているが完全に雲の中、一ノ倉沢も霧に隠れて全く見えない。

このまま撤退するのも残念なので、トイレの屋根で雨をしのぎ、しばらく天気の様子を見る。

男女二人組のパーティーが通り過ぎていった。
「おぅ、マジで行くのか」
すぐ戻ってきた、話しかけると今日は撤退するとのこと、なぜかホッとする。

欧米人の二人組が来た。
1人はTシャツ、短パン、強そうだ。
もう一人はニューバランスのスニーカーに黒のスリムジーンズ。
聞くと変形チムニーにトライするそうだ。欧米人の感覚にビビる。
なんの迷いもなく2人は一ノ倉沢に入っていった。

僕等はまだ行く気にはなれない。
少しづつ視界がよくなっていく。
一ノ倉沢の出合いとトイレの前を何度も往復する。

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悩み話あうnavetakeさんとgaku。

 

とりあえず、テールリッジ取付、南稜テラスを撤退の判断ポイントと決め進むことにした。
雪渓は皆無。

ひょんぐりの滝近くの下降地点に来ると先の欧米人パーティーがいた。
意外に遅い。欧米人パーティーを追うように僕等も懸垂下降する。
3人パーティーなのでやはり時間がかかる。

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ボロボロの残置ロープで下降する欧米人パーティ。

 

テールリッジ取り付き少し上で欧米人パーティーが手こずって何やら叫んでいる。
やはりスニーカーはさすがの欧米人でも無理があるようだ。

僕等はスタスタと追い越して行く。
僕が先頭を行く。
yamakenさんがすぐ後を着いてくる、なぜかプレッシャーを感じて、息が荒くなる。
ロープが重いのか、アプローチシューズが摩耗してフリクションが効かないのか、ペースが上がらない。
navetakeさんにトップを時々変わってもらう。
リーダーとしては情けないことだ。。。

今度買うアプローチシューズは岩場以外では履かないようにしよう。
本チャンで役立たずでは意味がない。

テールリッジも終わりを迎え、中央稜取り付きに。昨年よりは濡れていないように思える。
南稜テラスまでトラバースすることにした。
相変わらずの草付きの嫌らしさ。滑り落ちたらどこまで行くのだろう。

南稜テラスまで来た。

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南稜テラスから烏帽子スラブ。

ここは昨年より濡れているように思えた。
正直な所少しも登りたくなかった。
しばらく逡巡する。

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これ登る天気じゃないっしょ・・・。

 

振り返って南稜を見上げると、なぜか、登りたくなって来た。

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南稜テラスから南稜を見上げる。

行こう。yamakenさんにも南稜を経験してもらおう。
navetakeさんという心強い大先輩もいる。
少しぐらい濡れていても登れるだろう。昨年も登れてるし。

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行ってきまーす!

 

1ピッチ目、フェース Ⅳ-。
僕リード。
ビシャビシャだ。
昨年よりもすごく悪く感じる。
足が特に良くない。
がまぁ問題なく登る。

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やったるでー。

 

2ピッチ目チムニー Ⅳ- 僕リード
昨年は濡れているこんなとこリードで登れる気がしなかった。
でもきちんと登れた意外と楽しめたように思う。

3ピッチ目フェース Ⅲ+ 僕リード
ムーブ的には単純ですが、
意外と足場が濡れてヌメリがなんともいやらしかった。
沢靴持ってきたかった。

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すいすい登るyamakenさん。登攀力は全く問題なし!

 

4ピッチ目草付 Ⅰ〜Ⅱ 僕リード
特に問題なく登る。
navetakeさんからそろそろリードしたいバイブレーションがロープづたいに伝わってくる

5ピッチ目フェースからリッジ Ⅲ navetakeさんリード
6ピッチ目馬の背リッジ Ⅳ- navetakeさんリード
navetakeさんがぐいぐい登る。
昨年は1ピッチ切ったところもそのまま行った。
フォローは楽だー。
丁度、日が出てきて岩も乾いてきて、高度感のあるリッジを楽しんで登攀した。

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多分、滝沢方面。

 

7ピッチ目 フェース Ⅳ 僕リード

昨年は疲れきって登れなかったピッチ。
今年はトライ。
それなりの緊張感はあったし、時間もかかったように思うが、問題なく登れた。
純粋に嬉しい。

下には6人位の男女混成2パーティーがいた。

6ルンゼの下降用支点が3m程奥にあった。
支点を僕から下降する。
昨年はハーケンがぐらぐらで気持ち悪かったが、
今年は新しいボルトが打たれており安心して降りれた。

4ピッチ目草付きの終了点から下には他パーティーもいなかったため南稜を下降。
なんとか南稜テラスまでたどり着くが懸垂の時間がかかり過ぎだ。
少しじれったい。

ここからテールリッジ下降点までトラバースするが、
濡れていてかなり状態が良くないため、ロープを2回程出した。

テールリッジの下降では昨年はアプローチシューズが新品だったためフリクションばっちりだったのだが、
今回は随分摩耗してしまったらしく、滑って恐ろしく、中々前の2人に追いつけなかった。
テールリッジ途中の岩場ではプルージックでFIXロープに確保しながら降りていった。

ひょんぐりの滝を越えて沢に降りるともう一パーティと出会った。
中央稜を登る予定が違うルートに取り付いて苦労したそうだ。

結局ベースプラザに着いたのは20時50分頃。
18時間の行動時間となった。
南稜でこんなに時間がかかっていたら、他のルートでの時間が思いやられる。
もっともっと一つ一つの行動を素早く行うようにしなければいけない。

もっともっと経験積んで修行せねば!

南アルプス 鳳凰三山 シレイ沢

【日程】2016年7月16日(土)~17日(日)
場所:南アルプス・シレイ沢

【工程】シレイ沢橋~シレイ沢~二俣~奥ノ二俣~観音岳~薬師岳~夜叉神峠

【メンバー】morimaroさん(L)、Kobさん、Zakky-さん、みのさん、fumiko(食担)
【天気】16日くもり時々晴れ、17日晴れのち雨

morimaroさんから会のメンバに鳳凰三山のシレイ沢へのお誘いがきたため、私は沢登り経験4回でしたが、南アルプスでの沢登りにいくチャンスは二度とないかもっと思い、参加させていただきました。

当初は日曜から月曜の1泊2日の予定でしたが土曜日の方が天気がよさそうとのことで、金曜夜橋本発となりました。

夜叉神峠の駐車場に車をとめて、乗りあいタクシーでシライ沢橋で下車し、さあ、沢の準備。日帰りの沢登りしか経験がないうえに、荷物が重たく、不安なはじまりでした。

スタートで、橋から沢へ降りられそうな場所が見当たらなかったため、いきなり懸垂下降~。

倒木をかき分けて上っていきました。奥多摩や丹沢とは違った高さのある滝が多く、高巻きしながら進んでいきました。

倒木をよけながらのぼっていきます。岩にコケがついてつるつる滑りました。
倒木をよけながらのぼっていきます。岩にコケがついてつるつる滑りました。
勢いがよい沢の横をのぼっていきます。
勢いがよい沢の横をのぼっていきます。
美しい!滑らかに水が流れ落ちてきます。
美しすぎです!水が滑らかに流れ落ちてきます。
リードのmorimaroさんからオーーーという声が、、、その後にこの30メートルの白い滝と花崗岩の大スラブが見えてきました。
リードのmorimaroさんから『オーーー』という声が。その声のわけは、この30メートルの白い滝と花崗岩の大スラブが見えてきました。

 

右俣へ進み、13時にビバーク地に到着。まずは、焚き火焚き火。みんなが枯れ木を集めてきてくれました。
右俣へ進み、13時にビバーク地に到着。まずは、焚き火焚き火。みんなが枯れ木を集めてきてくれました。
14時から杯を交わし始め、みんな上機嫌です。
14時から杯を交わし始め、みんな上機嫌です。今回のご飯は軽量化のため、炊き込みご飯とマーボー春雨。朝ごはんはパスタ(粉末)とトマトスープ(粉末です。)軽いものってなかなかない。。19時には消灯。Kobさん、Zakky-はお外で睡眠。他は、テントで。

翌朝4時起床し、朝食をたべて、6時に出発。

奥の二俣を越えたあたりの岩場から、白根三山を眺める。北岳はかさ雲になっており、間ノ岳、農鳥岳が見えました。
奥の二俣を越えたあたりの岩場から、白根三山方面を眺める。左がわの北岳はかさ雲になっており、見えませんでした。。。奥に連なっているんだろうなという想像しながら一息。
薬師岳の頂上にて。花崗岩が砂岩となって白い浜べのようです。
薬師岳の頂上にて。花崗岩が砂岩となって白い浜べのようです。

今回の沢は、高巻きが多く、しっかりつかむところが少ない細いトラバースを進まなければならない場面が多かったです。4番目で歩いていたので、どんどん地面が崩壊して滑落しかけました。

常に集中して、気を抜けない(常に気を抜いてはいけないのですが・・・)ところが今まで経験した沢とは違うところでした。最後の藪漕ぎも急斜面が続き、最後は、砂のザレ場を登るという非常に体力が必要とされ、久しぶりに筋肉痛になりました。それでもみんなで力を合わせ無事に登りきり、下山できたことは何よりです。

みんなどうもありがとうございます。

その後、芦安の温泉にはいり、台湾料理屋で炭水化物をとり、Morimaroさんは、名古屋方面へ、それ以外の4人で橋本に帰るわけですが、次の日も4人でジムにトレーニングしにいくという、何かに取り付かれたように登ることにはまった3連休でした。

詳しい沢情報は、こちらのMorimaroブログで確認!↓

http://morimaro.at.webry.info/201607/article_3.html

 

水無川本谷:6月会山行

【日程】6/11(土)
【行程】戸沢出合~金冷シ沢出合~塔の岳
【メンバー】morimaroさん(L)、こまさん、fumi
【天気】快晴!

救助トレーニングの前に3つのグループにわけて、沢登り。
Gaku,Yamaken,Komatin さんは新茅ノ沢〜烏尾山へ
なべたけ、なべゆきさんは、源次郎沢へ

私自身の沢登りは、3回目、今年初で少しドキドキしながら3人で、真ん中の位置で沢を登って行きました。
新緑の季節、梅雨晴れで、緑の香りがきもちよかったです。

3回目の沢にして、快晴あり、沢の水が気持ちよい、体力や岩登りの技術が少しついたこともあり、沢登りの楽しさを知った一日でした。

morimaroさん、komaさん、暖かく見守って下さりありがとうございました。また、沢登りしたいです。

F1、左からロープなしで登ります。

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F3、右側にロープを張ってのぼります。

 

F6、右側に残置スリングがありますが、ロープをとって、スリングを手にとって力ずくで這い上がる
F6、右側に残置スリングがありますが、ロープをとって、スリングを手にとって力ずくで這い上がる
F8、滝が上から降ってきます
F8、滝が上から降ってきます
下山後、3人で救助トレーニング。ザックを逆さにして背負う。
下山後、3人で救助トレーニング。ザックを逆さにして背負う。
みんなでバーベキュー
みんなでバーベキュー
翌日、みんなで救助トレーニング
翌日、みんなで救助トレーニング

morimaroブログはこちら↓

http://morimaro.at.webry.info/201606/article_2.html

クライミング 伊豆 城山(じょうやま)

【目的】 クライミング
【日時】2016年3月27日(26日は他のメンバは湯河原幕岩へ)
【参加メンバ】なべたけさん(L)、 Yukiさん、Gakuくん、Kobaさん、Zakiyamaさん、だいしょうさん、ふーちゃん(記)

【活動報告】
伊豆の城山へクライミングへいってきました。土曜の夜にだいしょうさんと車でテント泊チームに合流し、翌朝8時に出発。駐車場に到着したころ、現地集合のKobaさんがどこかなぁといってたところ、ランニングしながら横をすり抜けていくKobaさんを発見。7時半にきて城山を一走りしてきたそうです。すごいパワーで見習いたいです。。

ハイキングコースを途中までいき、クライミングゾーンに入ったところ、すでにたくさんの人でにぎわっていました。

Gakuくんとだいしょうさんは、マルチルートの南壁へ、私たちは、スラブの多い壁を3ルートつくり、クライミングをしました。今回はライバルKobaさんとの戦いがあり、その負けん気な気持ちなおかげで粘りで上れたりした部分や慣れていくうちに足の使い方や重心移動がわかり以前より向上していると感じました。結果的には1勝1敗の引き分け。

15時ごろ上から30センチくらいの岩が落ちてきた。ちょうど岩の近くでロープをまとめていたところで、岩側に這いつくほか動けなかった。運よくだれも怪我せずにおわったが、衝撃音が大きく、しばらくの間、震えが止まらなかった。クライミングはエキサイティングですが、人が登ることで自然が崩壊、または自然に崩壊された岩とかが落ちてきて怪我や死に至ることもあるので、常に身の危険や他人に危険を与えないようにクライミングをしようと思いました。みんな楽しかったです。ありがとうございます。

Yukiさんをなべたけさんがビレイ。Yukiさん3ルートすべて完登!
Yukiさんをなべたけさんがビレイ。Yukiさん3ルートすべて完登!
Kobaさん、ランニングのせいか足がつっているなか、スラブに挑戦!
Kobaさん、ランニングのせいか足がつっているなか、スラブに挑戦!
Zakiyamaさん、難しいルートに挑戦。写真だと傾斜がゆるく見えますが、、
Zakiyamaさん、難しいルートに挑戦。写真だと傾斜がゆるく見えますが、、
われらのエース。だいしょうさん。後姿もシブイ。
われらのエース。だいしょうさん。後姿もシブイ。
おまけ。ふーちゃんをKobaさんがビレイ。Kobaさんは笑顔で、早くあきらめてって思ってたのかなぁ
おまけ。ふーちゃんをKobaさんがビレイ。Kobaさんは笑顔で、早くあきらめてって思ってたのかなぁ
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おまけ2:登れなくて落ち込むKobさん。。ガンバ!

 

3月会山行 越後 阿寺山 雪洞トレーニング

【目的】 雪洞トレーニング
【日時】2016年3月5日~6日
【参加メンバ】れいこさん(L)、 森麻呂さん、こまさん、Gakuくん、Kobaさん、ふーちゃん(記)
【活動報告】
雪山での雪洞の作り方、遭難救助活動のトレーニングとして、越後の阿寺山にいってきました。

11時半から初日は晴れ時々曇りで、雪が少なかったですが、10センチから30センチくらいのラッセルをしながら、6人で順々に上っていきました。13時半にテント幕営を行い、雪洞の作り方や雪質の見方を教えてもらいました。雪が少なかったので、一人がやっとは入れるくらいの雪洞をつくりました。(Gakuくんが一人で利用)

小さな雪洞ですが、、
小さな雪洞ですが、、

夜ご飯は、鶏塩白湯鍋(Kobaさん作成)で野菜たっぷり、水餃子まで、〆は豆腐、玉子、チーズのリゾットをたらふく食べて20時には消灯しました。夜から明け方にかけて、強風のため、テントのフライの音で何度か目が覚めましたが、4時のタイムキーパーの私が携帯の目覚ましに気づかず、レイコさんが4時30分におきて、朝ごはんを食べ、6時に阿寺山へ出発しました。

非常に晴れており、360度パノラマ状態。八海山、中ノ岳、巻機山、北アルプスまで展望でき最高でした。

頂上に登ってくるレイコサン
頂上に登ってくるレイコサン

テント周辺で、雪崩による救助活動のトレーニングを行いました。ビーコンの使い方、周波の流れ、ゾンデの使い方を学んだ後、各メンバが遭難したことで、その他のメンバが救助しました。

ビーコンを使いながらゾンデで探す、こまさん。
ビーコンを使いながらゾンデで探す、こまさん。

今年から雪山をはじめましたが、暖冬で雪が少なく、寒さも分からず、終わりましたが、いろいろな経験、知識が広がって有意義でした。来年こそは、雪洞でみんなでご飯、お酒を楽しみたいです。ありがとうございました。

■Sobe監督の暁 THE MOVIEはこちら。

■森麻呂さんのBlogはこちら
不完全な雪洞訓訓練も、山頂の絶景には大満足! 越後・阿寺山

1月会山行

【目的】富士山5合目雪上トレーニング
【日時】2016年1月30日~31日
【参加メンバ】30日4人( 森麻呂さん(L)、こまさん、ヤマケンさん、ふーちゃん(記)、31日6人(左記メンバ+なべたけさん(SL)、アイさん)
【活動報告】
富士山5合目に雪上トレーニングにいってきました。
当初は相模原山岳協会の活動とともに参画予定でしたが、前日の天気予報が荒れるとのことで、暁会メンバーのみで行ってきました。

初日は馬返しからスタートの予定でしたが、除雪がされていなかったため、馬返しから30分手前あたりで雪かきをして駐車場を設置し12時半ごろスタート。ほとんどの木が樹氷となり、氷の重さでばりばり音を立てて木々が折れていく音を聞きながら粛々と5合目を目指しました。気温が高く素手でストックを持って歩けるほどでした。16時を過ぎたあたりで4合目に到着し幕営。今回ふーちゃん初食当でペミカンに挑戦した豚汁丼。好評!そのためかお酒も進みました。(幻)

二日目は4時に起床し6時にスタート。天気は晴れ、風もなく八ヶ岳や近くの山々をながめながら登って5合目到着。8時頃からトレーニング開始。独占状態です。ナベタケさんたちは10時半ごろに合流。ノンストップで0合目から登ってきたそうです。

アイゼンなしでの雪上での歩き方、滑落停止の練習をしました。しっかり止まる事はできず不安を残しながらも、休憩してアイゼン装着してからの雪上での歩き方、滑落停止の練習をしました。また、スタンディングアックスというロープワーク、2人でロープを使って滑落停止もやりました。

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ナベタケさん、アイさんが合流。こまさんが誰よりも元気!IMG_3390

樹氷の中での下山中。アイさん先頭にしたところスピードが早すぎて追いつけず。。挫折。。

雪上トレーニングは初参加で滑落停止はまだまだですが、雪からの水の作り方、ロープワークなどいろいろ学ぶことがあり有意義でした。荷物は重くしんどかったですが、天気もよくみんなで無事に登山できたことが何より2日間でした。みなさんありがとうございます。

■森麻呂さんのBlogはコチラ
予想外の好天でトレーニング充実! 富士山五合目

燕岳

【日程】
2016年1月9日~10日
【ルート】
9日:宮城ゲート:8:40分頃~12時頃:中房温泉登山口~16時頃:合戦小屋(幕営)
10日:7時頃合戦小屋~山頂9時10分頃~テント等片付け:合戦小屋:11時20分頃~16時頃:宮城ゲート
【メンバー】
Kobさん、gaku(L)

暁山岳会二年生コンビで、昨年gakuがビビって行かなかった燕岳に行きました。

林道の雪も少なく、他パーティが四組一四名程入っていたためラッセルもほぼ皆無。
一日目は順調に合戦小屋まで上がれました。

二日目、山頂へのトライ。
冬型気圧配置で北西の風が非常に強く、燕山荘から先の稜線の風は甘くありませんでした。
視界も良いとはいえない状況でしたが、
昨年、二人で悪天候の中赤岳を登った経験があったので、自信をもって登頂できました。

来年は中崎尾根~槍ヶ岳ですかね!

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