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玄倉川水系同角沢

7/2(土)同角沢を遡行しました。
メンバーは、morimaro、navetake、gaku(L)の3名。

僕は上級クラスの沢は初体験。

同角沢には三重の滝(2段20m)、不動の滝(30m)、無名の滝(20m)、遺言棚(3段45m)とロープを出した方が良い登攀要素の強い大きな滝が4つあります。

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三重の滝
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たぶん、不動の滝
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遺言棚

僕自身がこれら四つの滝を前にしてどうなるのか。
ビビって登れないのか、興奮して突っ込んでしまうのか、意外と冷静に登れてしまうものなのか。
さてさて、どうなるもんですかねぇ。
そんな感じのテンションで、計画を立てておりました。

結果、全ての滝を意外と冷静にリードできてしまいました。

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無名の滝核心のクラックをなんとか突破したgaku
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支点を探すgaku。遺言棚二段目最初。

3月から毎週一回は定期的にクライミングジムに通い初めたこと、
命を預けるザイルパートナーがmorimaroさん、navetakeさんと経験豊富な心強いお二人であること、
梅雨時期の割には水量が少なかったこと、
前日も雨ではなく、それほど脆い砂壁の状態が悪くなかったこと、
毎週、山に通い続けていることで自分の集中力や判断力が途切れることがない体力がついていること、
GWに丹沢横断カモシカ山行を経験していたりハードな登山も繰り返していること、
無名の滝の前に、不動の滝で水流の中のトラバースをしたこと、
無名の滝のクラック上のハーケン二本が脆いことにあまり気づいてなかったこと、
遺言棚の最上部の灌木がある程度太かったこと、
全ての条件が重なっていたからこそ、たまたま、冷静に登れたのだと思います。

少し水量が多かったり、大雨の翌日だったり、十分なトレーニングができていなかったら、登れなかったことでしょう。
会心の登攀を経験させてくれた全ての出会いに感謝であります。

無名の滝登攀中、滝を浴びながらハーケンを打っている時、ふと、初登者の方の熱い思いが乗り移ったような感覚になりました。

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水流を越えてハーケンを打つgaku

滝上部の脆い壁を数mランナウトしている時、冷静と情熱と興奮と幸福感と全てが入り混じった濃密な時間を過ごせました。

アルパインの入口に立ち、奥から漂う甘美な誘惑に抗うのは僕には難しいように思えます。

ますますアルパインの世界に没入していきそうな自分の身を守るためにも、継続的なトレーニング、技術の研鑽、精神の鍛錬を怠らないようにしなければいけませんね。

今回の反省点としては、遺言棚登攀後、地形図を確認しこれから進むルートの確認を怠たったこと。
間違った尾根に上がってしまい、余計な時間をとり、無駄なエネルギーを消費しました。

偶然、同じ間違いをした先行パーティの一助になれたことは、不幸中の幸いでした。
もしかするとそういう流れだったのかもしれません。

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同角山稜からの丹沢の眺め

下山後、ユーシンロッジ前の広場で、ツェルトも張らずシュラフカバーだけで眠ったのも、幸せな時間でした。

翌日は、ヤシロ沢遡行の予定だったのですが、水量が極端に少ないこと、気温が高すぎることから遡行意欲は全くわきませんでした。
ヤシロ沢出合いから檜洞沢の途中までを、気の向くままお散歩したり、昼寝したりしながら歩きました。

夏の沢を満喫した二日間となりました。

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玄倉川をお散歩
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檜洞沢をお散歩

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■1日目の同角沢

■二日目のお散歩したルート

■森麻呂さんのBlogはこちら
生きて戻れて良かった! 西丹沢・玄倉川・同角沢遡行+檜洞沢散策

新茅ノ沢:6月会山行

【日程】6/11(土)
【メンバー】yamaken,komamino,gaku(CL)
【ルート】新茅橋~新茅ノ沢~烏尾山~仲尾根~モミソ沢懸垂岩

6月会山行では沢隊が3パーティーもできました。
参加する層が厚くなってきました。嬉しいことです。

リーダー層が増えリーダーの実力もついてきたら、さらに会全体の活動も充実してくることでしょうね。
頑張って自己鍛錬に励みましょう!

新茅ノ沢は滝の登攀が前半にコンスタントに続く楽しい沢でした。
大滝の直登を全員できたのが、とても嬉しかったです。

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丹沢にだって前日入りして飲んじゃうのだ!
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yamakenさんは沢だと野生に還るのでとても安定した登りになるのです。
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これが新茅ノ沢の大滝です。下流から向って右側に直登ルートがあります。直登楽しかったですね。
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新茅ノ沢大滝落ち口から下を見下ろす。komaminoさん緊張中!
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烏尾山山頂直下。山頂に直接突き上げるのって気分いいですよね。
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下りの仲尾根には気持ちの良い草原が広がっていました。

下山後はモミソ沢の懸垂岩に行って、カラビナ&半マストでの懸垂下降。
支点の構築方法と注意点。フォローのビレイ。登り返し。懸垂下降中の結び目の通過等を練習しました。

日が傾いてきたので、戸沢のキャンプ場へ向かい、B・B・Q!

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薪集めに精を出すkomaminoさん。ご苦労様です!

元会員Tさんの山話をたくさん聞けました。Tさんの山への熱い情熱を少しおすそ分け頂いたような気がしました。

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焚き火はいいよねー。

丹沢ボッカ駅伝

6月5日、暁山岳会は毎年恒例の丹沢ボッカ駅伝に参加して参りました。

今年は2チームの参加です。

結果は以下。

チームあかつき
総合41位、クラス別28位(1:33:00)
区間順位
1区:gaku 72位 (0:33:54)
2区:shu 48位 (0:22:37)
3区:yamaken 75位 (0:11:52)
4区:navetake 15位(0:24:37)

チーム若大将
総合80位、クラス別59位(1:45:02)
区間順位
1区:koba 62位(0:33:09)
2区:fumi 92位(0:27:27)
3区:komamino 39位(0:10:31)
4区:sobe 83位(0:33:55)

いやはや、過去の暁の立派な記録からすると、いささか情けない記録ではありますが、
まぁ、これから頑張るぞという感じでどうかご勘弁くださいませ。

その中でもnavetakeさんが区間順位15位と大健闘!
ありがとうございます!

5月会山行:岩トレ@三ツ峠

【メンバー】sobe,morimaro,navetake(SL),koma,watayuki,koba,fumi,yamaken,kawamasa,komamino,gaku(CL)
【日程】5/21(土),22(日)
【天気】2日とも晴
【行程】
21日(土)
橋本駅6:30=9時頃三ツ峠登山口-9:45頃山頂(テント設営)-11時頃:屏風岩:17時頃-山頂テント泊
22日(日)
4時起床-6:30頃:屏風岩:15時頃-三ツ峠登山口

富士山に見守って頂きながら、会全体のレベルアップのため岩トレに励んで参りました。

三ツ峠登山口に到着し、共同装備を振り分けました。
2週間後に控える歩荷駅伝のトレーニングのためか、みんなえらい勢いでテン場目指して歩いていきました。

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トップはワシのもんじゃー。
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負けへんでー。

良い成績残せるとよいですね。

テン場へ着いたらテントを貼って、屏風岩へ。

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まずはリードクライミングの講習です。

右フェイスの一般ルートあたりは講習で混み混みでしたので、昨年も登った中央フェース横の岳ルート付近へ移動。

リードのビレイ時に注意しなければいけないポイントなどをまずは全員に解説しながら登りトップロープを1本張りました。

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リードのビレイはトップロープのビレイの10倍集中してやるべし!
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真剣に聞くみなさん。

次にリードできる登攀力がついてきたwatayukiさん、yamakenさんに
リード時に注意しなければいけないポイントをnavetakeさんに解説してもらいながら、もう1本トップロープを貼って頂きました。

既に張リ終えた1本目のトップロープで、
sobeさん,komaさんは久しぶりの岩の感触を楽しみ、
fumiさんは、一年ぶりの三ツ峠の岩で自分の成長を実感し、
kobaさん、komaminoさんは初三ツ峠屏風岩を楽しんでいました。

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kobaさん早速トライ!

navetakeさん、watayukiさん、yamakenさんは、中央カンテの1ピッチ目でリードクライミングの実習をした後、中央カンテにトライ。

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高くてキモチいい!

残りのメンバーでもう1本トップロープを張り、それぞれに岩との対話を楽しんでいました。
岳ルート付近のトップロープはそれぞれⅣ~Ⅳ+だったように思いました。

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komaminoさん、kobaさんガンバ!
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ヤマツツジがきれいに咲いていました。

一般ルート付近が段々と空いてきたので移動し、一般ルート左と一般ルート中央に再びトップロープを張りみんなで遊びました。
「もう疲れたー」とか「腕がパンパンだー」とか言いながらもきっちりみなさんⅣ+のルートを完登しておりました。
素晴らしきことであります。

僕は隣のバイパス(5.8)?にトップロープでトライしましたが、お腹空いて足が痛くて粘れずトップアウトしただけでした。

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komaさんもfumiさんもいい登り方になってきました!

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お腹いっぱい登った皆さんは、先にテントへ戻り宴会モードへ突入。

もう少し登りたい僕とnavetakeさんは観音ルート右(V)をnavetakeさんリードで登りました。
リードよりフォローの方が怖く感じるのは甘えの心が芽生えるからなのでしょうか。

もう1本上のクーロワールも登ろうかと思ったのですが、ラペル中のパーティーがいた事、そろそろ、日が暮れそうなことから、諦めてテント場へ戻りました。

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そろそろ帰る時間ですよー。

そういえばテント場へ戻る途中、水が染み出している場所を通ると岩がコポコポと鳴いているような音が聞こえました。
カエルの鳴き声のような音なのですが、少し違う。
面白くて、少しかわいい、不思議な音ですので、是非、みなさん、静かに耳を澄ましてみてください。

テント場へ戻ってからは既にゴキゲンに酔っ払っている皆様に合流。
今晩から合流のmorimaroさんのゴキゲンな声も聞こえます。
10人もジャンボテントにぎゅうぎゅうに丸く座って飲んでいるとそれはもう賑やかでありました。

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かんぱーい。

岩トレにこんなにメンバーが揃うなんて嬉しいなぁと感慨無量なのでありました。

2日目は4時起床。

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good morning 富士山!

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fumiさんお手製チャーシュー入り塩ラーメンで胃袋を満たし、いざ出発。

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今日も富士山が見てるよ。

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一般ルート右にトップロープを張って、それぞれ懸垂下降の復習をしました。
navetakeさん,watayukiさん,yamakenさんパーティーは再度リードの復習。

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kobaさん、sobeさん、gakuトリオは、リーダーピッチ(Ⅳ+)サンドイッチ(Ⅲ)、右フェイスの岩場(Ⅱ~Ⅲ)へとマルチピッチでトライしました。

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思えばこのルートは2年前にTさんリードで僕とSさんがフォローで連れて行ってもらったルート。
今回は僕がトップ。中々、感慨深いものがありました。
クライミングのイロハを教えて頂いたTさんにはほんと感謝です。

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サンドイッチに挟まれ中のkobaさん。
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サンドイッチの中から富士山。
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kobaさんガンバ!
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登ったどー。
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さて降りますか。

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残りのメンバーは、懸垂の練習を全員終了後、東面フェイスへ移動。
地蔵ルート左(Ⅴ-)と草溝ルート(Ⅳ)にトップロープを張ってトライ。

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みんなのためにリードするnavetakeさん。感謝!
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支点構築中navetakeさん。感謝!

そこへ我らがkawamasaさんも合流しておりました。

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地蔵ルート左トライ中fumiさん。

僕らが下に戻った後、navetake,watayuki,yamakenパーティーは、リーダーピッチ(Ⅳ+)からクーロワール(V)にトライ。
morimaroさん、komaさんコンビは中央カンテへ。
kawamasaさん、fumiさんコンビはルート不明ですが天狗の踊り場まで行きました。

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天狗の踊り場からテン場。

sobeさんは私用のため、先に下山です。

kobaさん,komaminoさん,gakuで地蔵ルート/草溝ルートを登りました。
僕もこの2本はこれまで3回三ツ峠に来ていつも人が一杯で登れなかったので初体験。
草溝ルートはフェース→トラバース→クラックと変化に富む20m強のルートで楽しいルートですね。
結構好きなタイプです。

kobaさんはお昼寝モードに。
komaminoさんとインクノット/半マストの復習をしていたら、navetakeパーティーが帰ってきました。

リーダーピッチにトップロープを張って遊んでいたら、kawamasa&fumiコンビも少し経過して合流。
天狗の踊り場まで行って、大根おろし(5.8)で遊んでいたそうです。いいな、いいなー。

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下から大根おろし。
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大根おろしどアップ。

morimaroパーティーも中央カンテを登り終えて充実した顔で合流です。

お腹いっぱい組はテント場へ先に行きました。

少し登り足りないnavetakeさん,kawamasaさん,gakuは、都岳連ルート(Ⅴ)をそれぞれリードでトライしました。
全員一度も落ちずに登れました。

テント場を片付けた後は、一気に下山です。
あんなに登った後なのにfumiさんは疲れもみせず下山がとても速かった。

昨年の三ツ峠合宿が初めての岩場、初めてのテント泊だったfumiさん。
この一年でガチ山女として、力強く成長したようです。

暁に入ってよかったねー。

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富士山ありがとう!

■森麻呂さんのBlogはこちら。
皆レベルアップしたね! 御坂・三つ峠・屏風岩

■Sobe監督の暁 THE MOVIEはこちら。

丹沢横断カモシカ山行

【日程】5/7(土)AM11時~8(日)AM8時

暁で最も体力自慢のKobaさん、暁で最もタフなnavetakeさん、暁で最も髭が濃いgakuの3名で兼ねてからの懸案事項であった丹沢カモシカ山行に挑戦してまいりました。

予定の時間を大幅に越えてしまいましたが、なんとか3人揃って完歩できたのは、今後の山行の自信になることでしょう。
夕焼け~夜空~朝焼けが存分に楽しめる点はカモシカ山行の素敵な所ですよね。

私はお二人の背中(の幻影:途中からは姿も見えなかったから)を追いかけるので精一杯。
最も年齢的には若いはずなのですが、、、まだまだ修行が必要です。
塩分補給が足りなかったのかなと反省です。

山行後、お邪魔した別所の湯では、お湯に浸かるのも眠すぎて辛く、さっさとあがりました。
休憩所では3時間程仮死状態に陥りました。

温泉の中で、Kobaさんがこういうロングトレイル企画1年に1回はやろうね!と嬉しそうな顔をしてはしゃいでいるのを、死んだ魚の眼で見つめていた私ですが、この記録を書いている今は、来年のロングトレイルはもっと涼しい顔で歩いてやるぜと星飛雄馬のような目でいるわけです。山って不思議よね。

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大山から上がる朝日

 

つづら岩:岩トレ

5/1。GW前半3連休の最後の日。1日余らす訳にはいかん!
ということで急遽yamakenさん、navetakeさん、gakuにてつづら岩に岩トレに。

navetakeさんはもう10数回通っておりますが、
yamakenさん、gakuはお初。
こんな近場でアルパイン気分が味わえるなんて幸せですねー!

登らせて頂いたルートは3本。

・オケラルート Ⅲ(gakuリード+navetakeさん/yamakenさん)シングルロープ使用
・一般ルート Ⅳ(gakuリード+navetakeさん/yamakenさん)ダブルロープ使用+ラペルで下降
・Ⅳ+ → つりあげルート Ⅴ+(navetakeさんリード+gaku)ダブルロープ使用+ラペルで下降

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天狗大滝とnavetakeさん

 

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つづら岩てっぺんからの景色

 

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入っていたのは我々ともう1パーティーのみ。

 

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ラペル準備中navetakeさん。

 

葛葉川本谷

【日程】4/23(土)
【行程】葛葉ノ泉~葛葉川本谷~三ノ塔尾根~三ノ塔~二ノ塔~二ノ塔尾根~葛葉ノ泉
【メンバー】morimaroさん、navetakeさん(SL)、yamakenさん、komaminoさん、gaku(CL)
【天気】曇

GW合宿準備会の前日、例会山行として葛葉川本谷で沢はじめしてきました。

パーティーを二つに分けました。
会のチーフリーダーnavetakeさんと葛葉2回目のyamakenさん。
上級指導者morimaroさんと沢&岩ほぼ初体験の新会員komaminoさんと僕。

葛葉の泉ではやわらかな若い葉が木々を彩っていました。
沢の流れる音に心が踊ります。

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葛葉の泉からすぐの木橋を渡ります。

 

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最初は小川のような渓相。

 

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最初のF1を巻くこともできましたが、沢初体験のkomaminoさんにシャワークライミングのダイナミックさを味わってほしいと思い、(本当は自分が水被るのが好きなだけ)ロープを出してザバザバシャワークライムしてもらいました。

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komaminoさん初シャワークライミング!

 

navetake&yamakenパーティーは、ロープを出したのは1回だけで、ずんずん進みます。

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navetakeさんパーティー難易度高いルートに挑戦。

 

僕らのパーティーはkomaminoさんにロープワークに慣れてもらうためと、念のための安全確保に3~4回程ロープを出しながら登りました。

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三ノ塔尾根に出る頃からは完全に雲の中。
針葉樹林の森には霧がとても似合いました。

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雪山の季節が終わりを迎え寂しい気持ちと、沢の季節が始まる嬉しい気持ち。
この時期はなんとも複雑な気分なのでありますが、沢はやっぱりサイコーなのでした。
でも雪山もいいよね。いや、岩もいいな。いや、山は全部楽しいな!

■森麻呂さんのBlogはこちら
漸く訪れた沢シーズンにワクワク 表丹沢・葛葉川本谷

親睦山行 石老山

4/10 毎年恒例の親睦山行として石老山に行きました。
自然歩道巡視隊は石砂山~石老山の歩道点検&補修。

僕は石老山山頂への食料歩荷隊として参加です。

お天気も良く、高尾周辺の山々はどこも桜、新緑、常緑樹とカラフルで、まさに「山笑う」といった感じ。

久しぶりにお会いする会員の皆様や会員の友人なども交え、牧歌的な雰囲気の中、里山の光景を楽しみました。

僕らは石老山の顕鏡寺から裏側の林道をまわり、高柄山を経由して山頂まで歩きました。

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山が笑ってるよ。

南高尾山稜と相模湖には山桜とソメイヨシノが咲き乱れ、暖かくなってきた春の山に心踊らされました。
山頂で巡視隊や石老山ピストン隊と合流。

巡視隊の面々は、山への恩返しをできた爽快感からかなのか、爽やかな笑顔が印象的でした。
ピストン隊には、Y夫妻のお子様もいて、みんなに笑顔を振りまいていました。

近所の里山でも、遠い高山でも、やっぱり山はいいですねぇ。

■森麻呂さんのBlogはこちら

赤岳天狗尾根~ツルネ東稜

2016年3月20日~21日、僕等は八ヶ岳東面のバリエーションの入門ルート、天狗尾根~ツルネ東稜に入った。

メンバーは3人。
天狗尾根8年ぶりnavetakeリーダー。
バリエーション初体験の体力自慢Kobさん。
積雪期バリエーションはまだ4回目の僕。

全員バリエーション自体久しぶり。
10月に計画した谷川岳東尾根も、2月の阿弥陀北稜もお天道様とのタイミングがあわず実現しなかった。
この2つが実現していれば3月はもう少しレベルの高いルートに入れたかもしれないと思うが、それはそれ。
山で遊ぶ限りしょうがないこと。
これからも山に入り続ければいいことだ。

無事、完登し、帰宅できて、また山に入れること。
それを一番の喜びとしよう。

今回は三連休。
土日で登り、月曜を予備日としていたが、お天気にあわせ日曜日で登り月曜に下山したことで、山上の素晴らしい世界を味わえた。
自然のリズムにあわせて遊べる環境にいることに感謝しかない。

日曜日、午前3時津久井湖そばの水の苑地付近で、Kobさんの車にピックアップ頂き、一路、八ヶ岳東面へ。
1時間半程で到着。
最近、関越方面が多かったので、とても早く感じる。
奥多摩、丹沢、奥秩父、八ヶ岳にも近い相模原。
山遊びするには本当に恵まれた土地である。

美し森駐車場には雪が全く無い。
それほど寒くもない。
日中は気温もあがりそうだ。

行動中の水分に不安があったので、清里駅前に一旦戻り自動販売機で水を補給し、再度、駐車場へ。
出発の頃にはヘッドランプが必要ない明るさになった。
5時40分頃、駐車場を出発。

林道をひたすら進む。
時折、着衣調整しながら歩き続ける。
地獄谷の沢沿いに来ると雪が出てきた。
渡渉時の岩が凍りついていて滑って怖かった。
何度か靴を水に浸してしまったが、全く中まで染み込んでこなかった。

僕の冬靴ファントムガイドは中々の優れもののようだ。
これまでの冬の山行でも靴下を履き替えたことは一度もない。
透湿性も保温性も素晴らしい。
長い林道歩きの時は少し靴ずれが辛いが…。

林道も終わり、大きな堰堤をいくつか越え、渡渉を4~5回繰り返すと出合い小屋に着いた。
7時40分頃。

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出合い小屋の少し手前で2パーティーと出会った。
僕等と同郷の相模ACは、上ノ権現沢へアイスクライミングへ。
川崎の名門Sクラブは僕等と同じ天狗尾根へ向う。

牛首山にも雪が見えない。
ワカンとストックを小屋の裏側へデポした。
アイゼンとスパッツを装着。

小屋を出てほどなく赤岳沢への分岐が。
看板もある。
地形図で見ると天狗尾根の末端から取り付いた方が楽に見え進言したが、navetakeさんは昔、末端から取り付き藪で苦労したらしい。
僕はあっさり前言撤回。
経験者がいるとやはり心強い。

軽くルンゼ上になっている場所に赤テープがあり、少し登るとあっさり尾根に上がれた。

尾根をしばらく登り続ける。
ラッセルも吹き溜まりで少しある程度。

標高差500m尾根を登り続けた。
先行していたSクラブと混成パーティーの様相になった。

時折開ける視界から、雪をつけた天狗尾根の岩稜が紺碧の空の中、くっきりと姿を現す。
たまらない。
期待に胸を膨らませ歓声をあげた。

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11時過ぎ、カニのハサミと岩稜取り付きに着く。
小休止して岩稜へ。

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三級程度の岩場。
昨夏に天狗尾根を登ったSクラブの面々はフリーで突破。
僕等もフリーで行けなくはないと思うが、久しぶりのバリエーションのため、念のためロープを出した。
ここでもう1パーティ後続が合流した。

1ピッチ目は僕がリード。
小さな草付きの壁と雪稜をそのままロープを伸ばし、50mロープ一杯で支点を作った。

2番目の岩稜へ。
Sクラブは右側の古いザイルに沿ってトラバースし回りこんで雪のルンゼを登っていた。

僕等は左の小さなバンドに向かって左上してからルンゼを直上するルートを選んだ。
リードはnavetakeさん。
下からは灌木が少なく支点が乏しく見えるが、丁度良いところに古いハーケンがあった。
プルージックでKobさんが続く。

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僕はラスト。三級上というところか。
久しぶりの緊張感に心が踊り身が引きしまる。

怖がるな、リラックスしろ。
必要以上に力を入れそうになる自分の体と対話しながら登るこの感覚。
最高だ。
これを昨年の石尊稜以来求め続けていたんだ。

一旦、ロープをザックにしまい、しばらく脆い岩混じりの草付きを歩く。

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大きな岩峰を右からまくと、小さな雪稜と雪面のトラバース。
Sクラブはロープを出して念のため確保。
僕等はフリーで進んだ。
バリエーションに正解はない。
登れたか登れなかったか、降りれたか降りれなかったか。
結果があるだけ。

大天狗手前で岩と草付きのミックス壁が現れた。
僕がリード。

navetakeリーダーは右へのトラバースを薦めたが、僕には草付きの直上の方が安全に見える。
ロープを出してもう少し進んでから判断することにした。

草付き下に行くと確かに逆層ではあるがしっかりアイゼンも効きそうだし、手もある、支点のとれる灌木もある。
一方右へのトラバースは雪が脆くて少し怖く見える。

僕は直上ルートを選んだ。
3~5m直上して、10m程の雪稜を進み、小さなピナクルで支点を取ろうとするが少しぐらついた。
5m先のダケカンバに支点を取って、声をかけ皆を待つ。
「gakuさーん、登っていいのー?」声が聞こえる。僕の声は届いていなかったようだ。
もう一度声をかけて、大天狗を観察したり、ルンゼから登ってくるSクラブの方とお話したりする。
Kobさんが少し時間をかけて登ってきた。
間もなくnavetakeさんが合流。

次はnavetakeさんリード。

大天狗は右のバンドに向かってトラバース気味に登る。
Kobさん中間エイトで、僕が後に続いたが、これは怖かった。
僕とKobさんの間に支点がない場合、Kobさんが落ちると僕も間違いなく引きずり込まれる。
どうか落ちないでくれと祈りながら、Kobさんを追いかけるように登攀した。

岩を抱くようにしてトラバースする部分だけ少しいやらしいが他は2級程度の登り。
まるでゲレンデのような立派なハンガーボルトで確保してもらいながら、
大天狗の創りだす雪の急斜面を僕がリード&トラバースした。

余り行き過ぎると声が届かないのとその先には支点が無さそうに見える。
凍りついた貧弱な木の根に支点をとって、皆を待つ。

日も傾いてきて温度が下がってきた。おまけにここは大天狗のお陰で完全なる日陰。
アルパインジャケットの下は薄っぺらい肌着とTシャツ。
「はよ、来てくれ~、さぶいよう」
足先も手先も体全身が冷えてきた。

全員が合流し、小天狗と大天狗の間のコルへ。
ここからはロープは必要なさそうに見えるが、念のためコンテで小天狗上まで。
雪稜手前でロープをしまい小休止。
僕はフリースを中に着込んだ。

Sクラブの面々も追いつき、お互いに小天狗と権現岳をバックに完登を祝って記念写真を撮った。

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急な雪稜を登り、稜線に出ると鎖場とハシゴが。
どうやら登山道に出たようだ。

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大天狗(右)と小天狗(左)

 

阿弥陀岳南陵のスカイラインの向こう側から斜めに差し込む太陽が、権現岳へと延びる稜線を歩く小さな僕達を照らす。
素晴らしい景色に何度も何度もシャッターを押した。

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阿弥陀岳の向こうに夕日が沈む。

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しあわせだ。

キレット小屋までの下りは急で脆いガレ場、急な雪渓、細い細いトラバースと中々に緊張を強いられるルートだ。

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17時半頃、キレット小屋手前のピーク手前のコルに、一張分の幕営地があったため、僕等はそこにテントを張った。

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早朝発と12時間の行動疲れで酔いが回るのが早い。
何度も水をこぼし、食事と明日の行動用の水を作るのに随分と手間取り、寝袋に潜り込んだのは21時過ぎとなった。
navetakeリーダーが用意してくれたすき焼きとうどんはあっという間に平らげた。

翌日は少し寝坊し5時半頃起床。
6時半頃出発した。

昨日とはうって変わって雲に包まれた世界。

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風も強く手先、足先が冷えてきた。
僕のテムレスは二年物でところどころ穴があいているらしく、途中でオーバー手袋をつけた。
バラクラバをつけるほどではないが、頬が冷たいので、フードを被ってツルネまでKobさんを先頭に登っていく。

ツルネ東稜の取り付きについてからは、何度も尾根の分岐が現れるので丁寧に現在地を確認しながら歩いた。
トレースはほぼない。

下り始めると雪はどんどん柔らかくなり、一度ハマると太もも上までまるごと足がハマり、雪と格闘しながら下った。

ワカンを持ってこなかったことをボヤくと、navetakeさんはこれぐらいは予想していたし、下りだから全く問題ないとのこと。
さすがである。

標高を下げるにつれて風もないし太陽も差し込み、温度もあがる。
時折斜面にはデブリがあり、いやらしいトラバースも強いられたが、問題なくツルネ東稜を下り出合い小屋まで降りた。
着いたのは10時過ぎだったように思う。

アルパインジャケットとオーバーパンツを脱いで、アイゼンとスパッツも外した。
大きく膨らんだザックを背負って歩き出す。

昨日は水にハマりながら歩いた渡渉も水の量がかなり減っていて楽に渡れた。

休憩なしで一気に美し森駐車場まで歩いた。
雪のない駐車場には軽装の観光客がいた。もう春だ。

湯河原幕岩:子連れクライミング

■1月17日(日)
■天気:晴後曇
■メンバー:navetakeさん(L)、morimaroさん、kawamasaさん、yamakenさん、daiくん(小5)、soraくん(小5)、gaku88

昨晩の新年会の勢いそのままに湯河原幕岩へフリークライミングに行って参りました。

トライしたルートは以下。

シンデレラフェイス
・オズ 5.8
・トムソーヤ 5.8

ガリバーの岩場
・ジャックと豆の木 5.8
・ひらけゴマ 5.9-
・あかずきんちゃん 5.9

soraも楽しかったと言っておりました。
子ども達の面倒見てくださって、ありがとうございました。

また、よろしくお願い致します!

■森麻呂さんのBlogはコチラ
子供達のFightが印象的 湯河原・幕岩