日 2015年10月25日(日)
メンバー Kさん、だいくん、しょうくん、ヤマケン、 ナベタケ
天気 快晴
桃源郷
5.6 おたまじゃくし
5.8 やせがえる
5.7 Washing
5.8 いんちきするな
5.10a サンセット
シンデレラフェイス
5.7 シンデレラ
大滝フェイス
5.9 馬返し
【山域】多摩川流域シダクラ沢
【日】2015年9月6日(日)
【メンバー】なべたけ(L)、komaさん
【天気】曇りのち雨
【行動記録】当初、中央アルプスの沢、尾根の予定だった会山行だったが、参加予定メンバーがキャンセルになり、そのほかのメンバーも集まらず…さみしくkomaさんとなべたけ2人での山行になった。
流程は短いが、奥多摩らしい苔むした森のなかをすすむ、小ぶりだが良い雰囲気をもつ滝やゴルジュがあり、とてもいい沢だった。
左俣からシダクラ尾根に詰めて尾根を下降するルートをとったが…乗った尾根はシダクラ尾根ではなかったのか…途中で支尾根に入ってしまったのか…、
(またまた)下降ルートをミスってしまう。が、なんとかリカバリーして、結局シダクラ尾根から栃寄に下山した。
左俣の詰めは、ルート取りに要注意。地図読みは奥が深いということで。
下山した栃寄には、栃寄森の家というあたたかい施設があって、静かに迎えてくれた。
【山域】西丹沢 河内川火打沢
【日】2015年8月23日(日)
【メンバー】森麻呂さん、ヤマケンくん、なべたけ(L)
【天気】曇り時々晴れ
西丹沢の意外な秀逸の沢! 詳細は、森麻呂さんブログでぜひ。
■森麻呂さんBlogはこちら
西丹の玄関口の意外な秀渓 西丹沢・河内川・火打沢
【山域】西丹沢玄倉川小川谷
【日】平成27年7月26日(日)
【メンバー】fuyuko、なべたけ(L)、他1名
【行程】小川谷林道ゲート5:15頃~小川谷~
穴の平沢出合6:15頃~大岩11:20頃~石棚のゴルジュ13:30頃(撤退)~大岩~右岸尾根~仕事道~
中ノ沢~穴の平沢出合17:45頃~小川谷林道ゲート18:30頃
【行動記録】この日の小川谷は、非常に水量が多かったようである。F2CS滝では、CS右から突破を試みるが、さながら水責めの拷問状態になり、神奈川県岳連沢登り教室パーティーのあとをついて高巻く。
その後は、石棚のゴルジュまでは、まずまず順調に遡行できだが、7m曲がり滝で先行の県岳連パーティーがやはり容赦ない水責めにあって苦戦しており、高巻きも我々には厳しそうで、撤退の判断をした。
7m曲がり滝の手前で、15人ほどの渋滞になっており、撤退は無難な判断であったのかも知れなかったが…私達はもしかすると、小川谷に入るのには、もう少し経験を積む必要があったかもしれなかった。
とにもかくにも無事に下山できたので、これも良い経験として、次に活かせればと思う。
【日程】平成27年7月19日(日)
【メンバー】gaku、なべたけ(L)
【行程】一ノ倉沢出合3:30頃~テールリッジ~凹状岩壁取り付き5:10頃~南稜登攣開始6:00~最終ピッチ基部9:15頃~6ルンゼ懸垂下降~本谷バンド11:30頃~南稜テラス12:10~12:30頃~テールリッジ~一ノ倉沢出合14:20
【行動記録】台風11号の影響を受けて、前日、前々日に降雨があり、特に前々日は豪雨があったようだ。
日程をずらして、凹状岩壁ルートを狙ったが、取り付きは染みだしのために全面的に濡れており、早々に戦意喪失してしまった。
南稜に転身したが、ルートの70~80%が濡れている状態で、一ノ倉のルートを初めて登るgakuさんは苦労されたと思う。(昨年は、凹状岩壁取り付きまで。)
最終ピッチは、やはりまるで降雨直後のような感じで濡れてしまっており、ふたりとも登攣意欲は上がらず。最終ピッチ基部から6ルンゼを懸垂下降することにした。
5~6ピッチほどで、本谷バンドまでおり、本谷バンドからもロープをだして南稜テラスへ上がる。
本谷バンドに下りて2ルンゼを間近に見たのは、初めてだった。ここから国境稜線まで抜けるには、私たちにとっては結構な長旅になることだろう。国境稜線が遥か遠くに感じられた。
【日程】平成27年7月11日(土)
【メンバー】gaku、なべたけ(L)
【行程】6 :00箱根橋~箱根屋沢~11:00頃左岸尾根~12:00頃箱根橋
【行動記録】来週末の一ノ倉に向けて、トレーニングの意味合いもあり、登攣要素の強い箱根屋沢に入った。
なるべく誰よりも早く入渓するため、未明に相模原を出発、6:00に遡行開始する。
トポ(丹沢の谷110ルート)によると、上級とされており、それなりに緊張していたが、昨日からの好天で水量は多くはなく、遡行しやすかったのだろう、思っていたよりスムーズに行けた。「日帰りのトレーニングに最適な沢」とうたわれているとおり、次々に滝が現れ、ロープをしまう暇がないほどだった。
残置支点多く、所々にはお助けスリングがあり、なぜか虎ロープまでもが所々に設置されており、何となく安心させられた。
F8F9のA1ルートも、数少ないアブミ経験でビビりながら、登ることができたのでよかった。
練習という思いもあり、リード時にF8のルート中間部にハーケンを打ったのだが、信頼性に欠ける支点になってしまう。
回収しなければいけなかったが、余裕がなく行えず。
近いうちに(来月か9月には)回収に行かなければならない。
一気に梅雨明けしたようなお天気だったが、来週末はどうだろうか。
春合宿A行動記録
■山域 越後 裏越後三山
■メンバー navetake(L、記録) morimaro(気象) Kob(装備) gaku(食事、会計)
■日程 平成27年5月2日(土)~平成27年5月4日(月)
5月2日(土)
天気 快晴
銀山平(7:30)~蛇子沢左岸尾根~荒沢岳の肩直近の稜線(16:20)
神奈川組のKob、gaku、navetakeは、早朝にkobさんの自家用車で、圏央道~関越道で新潟へ向。かう。約4時間ほどで奥只見シルバーラインの入り口に到着。ちょうど6時の開通時間直前で、群馬の実家から合流のmorimaroさんの車が2台前に見えた。
シルバーラインから銀山平へ入り、船着場の駐車場に駐車、取り付きへ向かう。
とぼとぼ歩いていると、現地のパトロールのおじさんが歩くと遠いからと車に乗せてくれた。ロッジ樹湖里の前あたりに20台ほどの駐車スペースがあり、kobさんの車をそちらへ移動することができた。
北ノ又川の広い河原の末端から延びている蛇子沢左岸尾根に取り付く。登り始めると、現地のマタギと思われる貫禄のある方に出会う。少し話しをすると、熊猟に入っているとのこと。「静かにな。頼むぞ。」と声をかけられて、ドキッとした。
快晴の下、なだらかな雪の尾根を快調なペースで登っていく。あまりに快調なので、予定よりかなり先に進めるのではないかと思ったが・・・。
標高1200mあたりから、尾根に雪がなくなり藪こぎになる。ところどころ踏み跡もあるが、ほとんど用をなさない。一気にペースが落ちて、ひどいと10mすすむのにも10分以上かかった。
上部に登っていくと雪渓も出てくるが、すぐにまた藪こぎが待っている。それほど経験が豊富とはいえない我々4人は、越後の濃厚な藪こぎをかなり味わうことができたと思う。
夕刻、メンバー全員疲労困憊で、荒沢岳の肩の手前の平坦な雪渓上に到着し、幕営地とした。
5月3日(日)
天気 快晴
荒沢岳の肩直近の稜線(5:40)~荒沢岳の肩(6:00)~荒沢岳(6:20~6:30)~兎岳(12:00)~中ノ岳(15:50)~中ノ岳避難小屋(16:05)
4:00起床。5:40に幕営地を後にして荒沢岳の頂上に向かう。荒沢岳の肩に荷物をデポして、頂上をピストンする。
越後駒ケ岳までの縦走路が見渡すことができる。昨日は地獄のような藪こぎだったが、今日は天上の雪稜歩きが予想された。
南東側の巨大雪庇に注意しながら歩を進める。快晴の下、兎岳までの稜線は穏やかで、4人のトレースが長く長く伸びていく。
雪庇の状態に注意しながら小さなピークを目指したり、樹の間を縫って強い日差しを凌いだりしながら、春の雪山を満喫した。南東方面に遠く望む双耳峰は、燧ケ岳か・・・。その手前に見える広大な山頂は平ヶ岳か・・・。
それにしても、昨日もだったが、今日もとても汗をかく。テルモスのお湯だけではとても足りず、メンバー全員、雪を溶かしては水分をひっきりなしに補給した。
12:00、兎岳の頂上に到着。もしかしたらこの日のうちに駒ケ岳まで行けたらと話していたが、思っていたよりペースは上がらない。兎岳でB隊と交信すると、B隊は、ちょうど駒ケ岳に登頂したところで、中ノ岳には向かわず、小倉岳で幕営するとのことだった。
中ノ岳の稜線を見上げると、1箇所急な雪の斜面が見えた。直登するとなると、けっこう厳しそうだ。
中ノ岳の稜線は日差しを遮るものはなく、午後になり気温はさらに上がって、皆疲労が増していっているようである。じりじりと進んでいくと、気になっていた急斜面のあたりを下ってくる2人の人影がみえる。どこを下りてくるのかと思っていたが、姿がみえなくなった。しばらくしても人影は現れないので、動物だったのかなとも思ったが、稜線の中腹くらいまで進むと先ほどの2人が近くまで下りてきた。
中年の男女のパーティーのようだったが、鳩待峠まで行く予定だったが、明日の天候不良の予報でどうするか思案中とのこと。
上部の急斜面は巻いて下りてきたらしく、1度姿がみえなくなったのはそのためだった。
我々も急斜面の直下まで近づくと、やはり直登はパーティーの力量を考えると困難に感じられた。
トレースは左から伸びている。大きく左に迂回すれば、急斜面を巻いて登れそうか。斜面を慎重にトラバースして、少し緩やかな斜面に出た。トレースも伸びてきているが、そこを登っていけそうだ。
このトラバース箇所で、kobさんが10mほど滑落してしまった。
傾斜があるので強く蹴り込んだところ、足元の雪が崩れてしまった。滑り落ちた雪面はかたくはなくなんとか制動をかけてなだらかになったところで止まることができたが、すぐ後ろは(浅いものではあったが)シュルンドが口を開けており、その後ろは断崖であった。
皆疲労がピークにあるなかで、お互いのケアが欠けてしまったこと、状況判断が甘くなってしまっていたことが要因になっているようだった。リスクがある場面では、状況判断は可能なかぎり厳密にして、できる限りの安全性を考えて、リスクを回避するために、なんらかの労力、代償、犠牲を払う必要があるのだろう。大げさな感じだが、山におけるリスクとは、死につながることなので、そういうことはいえるのかもしれない。
15:50、中ノ岳山頂に到着。直ぐ奥の稜線上に避難小屋が見え、ほっとした。
ちょうど、初老の男性2人パーティーも上がってきたところだった。八海山から縦走していたとのことだが、避難小屋は使わず、山頂の近くでツェルトビバークするとのことで、去っていった・・・。
明日は天候悪化の予報で、早めの行動がいいだろうと、3:00起床を話し合い、19:30ころ就寝した。
5月4日(月)
天気 晴れのち曇り、時々雨
中ノ岳避難小屋(4:25)~越後駒ケ岳(9:10~20)~銀山平(13:30)
3:00起床、4:00すぎには窓の外が明るくなってきている。夜中、風の音が気になったが、外に出ると進軍できないほどではない。昨日の朝と比べると気温は高く、雪面は適度に緩んでいる。天気は午後から崩れるらしい。朝の感じは悪くない。
檜廊下は、両側が切れ落ちた険しい夏道を辿ったり、懸垂氷河のような巨大雪庇が眼前に現れたり、シュルンドの筋がいくつも走る雪渓を横切ったりと、昨日までの山とは違う雄壮な印象だった。
トレースは伸びてきているが、先の状況がはっきりしない雪庇の箇所で、1度ロープを出して通過した。
だいぶ駒ケ岳の山頂に近づいてきていた開けた雪渓上を進んでいると、最後方を歩いていたmorimaroさんがシュルンドに捕まってしまう!morimaroさんの前を歩いていたgakuさんがすぐに駆け寄り、自身のピッケルを雪面に打ちつけてからmorimaroさんの手を掴む。navetakeも駆け寄り「ザックを下ろして!」と声をかけるが、腰ベルトをしているので外せるわけもなく、morimaroさんの身体はさらにシュルンドに落ちて両腕とザックが支えになって雪面に残っている状態になった。navetakeはmorimaroさんのザックを掴み、2人で引き上げた。morimaroさんの両足は完全に宙に浮いた状態だった。シュルンドの深さは目視で3~5mほどだったが、事なきを得ることができた。
9:00、駒ケ岳山頂直下に到着。荷物をデポして、山頂へ。近くでは山スキーヤーが遊んでいて、山頂では、中年のご夫婦らしきパーティーがのんびりと過ごされていた。日は暖かく、天国に近いような感じの居心地だった。
山頂直下の駒の小屋では、水汲み場が設置されており、充分に水分補給ができた。男性2人が休憩していた。
雪がややくさりかけている急斜面を慎重に下降していく。2~3パーティーとすれ違うが、入山者はそれほど多くはないようだった。
道行山をすぎて、銀山平に近づいてきたころに小雨が降り始めたが、下山まで本降りになりそうな感じはなかった。北ノ又川の河原から石抱橋までの道は、雪崩の兆候もあり、やはり最後まで油断は禁物なのだろう。
13:30、銀山平に下山。白銀の湯に立ち寄る。B隊の下山報告がまだなく心配したが、携帯電話がつながり、もうすぐ銀山平に下山するところだとのこと、下山箇所にお迎えに行く。下山してきたB隊の3人も充実の表情をされていたので、とてもうれしく感じた。全員で、無事下山の握手を交わした。
●morimaroさんの山行記録は以下。
闘魂の裏越後三山縦走 ~地獄の藪漕ぎ編(1日目)~
闘魂の裏越後三山縦走 ~炎の雪稜散歩編(2日目)~
闘魂の裏越後三山縦走 ~越後の主峰堪能編(3日目)~
2月の会山行で登れなかった、赤岳東稜に、モリマロさん、ガクさん、なべたけの3人で再挑戦しました。
落ち着いた天候で、無事に完登しております。
山は、動かずに待っていてくれるので、粘り強く、
「登っていいよ」という山の声に耳を澄ましていくことなのだろうなと、あらためて思いました。