カテゴリー別アーカイブ: 無雪期ピークハント・縦走

会山行B隊 七倉岳~蓮華岳~針ノ木峠

期 日:2019年7月6日(土)~7月7日(日)
参加者:Lレー子、ヨッシー、みの、りこ、オヨシ、たちこ、おとっつあん

7月6日(土)曇り
相模原(5:00)=七倉(9:00)-小町合流(14:30)-天狗の庭(15:07)-船窪小屋(16:00)-幕営地(16:15)

まだ梅雨も明けず、数日前からの天気予報は思わしくないため、奥秩父の代替案も作成してあったが、直前になり予報がやや好転したため予定通りとする。種池から赤沢岳、針ノ木岳をトレースするA隊と一緒に2台で相模原を出発。安曇野の道の駅でヨッシーをピックアップして七倉へと向かう。A隊はB隊を降ろして、車2台で扇沢に移動。これから登る七倉尾根は10日前にヨッシーがブナ立尾根から不動岳を登り、下っているので、心強いガイド付きである。
この日は曇りだが雨に降られることなく9時に出発。登り始めてすぐにりこが遅れ始める。共同装備は持っていないため、行動中使わない個人装備をみんなに振り分けて持ってもらうが、それでもパーティは二つに分かれてしまい、りこ、レー子からは先行メンバーは全く見えない。梯子が連続する鼻突八丁になんとかたどり着いたが、翌日の行動を考えると2人でここから下山したほうが安全であり、他のメンバーに迷惑を掛けずに済むと考えヨッシーと携帯で相談する。ヨッシーたちは既に天狗の庭まで上がっており、その先は緩やかになるとのことで、みのさんがサポートに下りてくれることになった。みのさんにりこのザックを持ってもらい、ゆっくりゆっくり登る。みのさんのザックがデポしてある天狗の庭からは、みのさんはザックを2個背負ってしばらく進む。間もなくテント場に着いたオヨシが戻って来てザックを持ってくれた。ようやくたどり着いた船窪小屋で温かいお茶をいただき、ほっと一息つくことができた。テント場はまだ先なのでゆっくりもしていられない。
テント場に着くとまだ雪渓が残っており、雪のない場所にギリギリ2張りのテントを既に張ってくれていた。りこをテントで休ませ、ちょっと寒いが外で食事の準備をし、開宴。会山行で初めての小屋泊りであるA隊からメールが入り、新越山荘はほとんど貸し切り状態らしい。翌日の行動については朝の天気、体調を考え決めることとして就寝する。

7月7日(日)雨
幕営地(5:00)-七倉岳(5:25)-七倉乗越(6:25)-北葛岳(7:25)-北葛乗越(8:25~8:35)-蓮華岳(10:40)-針ノ木峠(11:30)-大沢小屋-扇沢(14:10)

夜中テントを叩く雨音は大きく、かなり降ったようだ。狭い場所のためフライをしっかり張ることができず、端に寝たおとっつあんは大分濡れたらしく体調がすぐれず、朝食を食べることができなかったが、りこは朝食も食べ、体調に問題はなさそうだ。パーティを分けることも考えたが雨の七倉尾根を下るのもリスクが高いため、今日もりこの装備をみんなに振り分けて、計画通り針ノ木峠を目指すこととする。
雨の中テントを撤収して出発。

七倉岳山頂

せっかくの稜線歩きも雨とガスで何も見えない。今日はパーティが分かれないようにペースを落として進んでもらう。

北葛岳山頂

北葛乗越からは鎖場がはじまり、下りのルートとして使うには神経を使いそうだ。鎖場も終わり、そろそろ蓮華岳かと思うが、山頂は広くガスでまわりの景色が何も見えないため、なかなか着かない。A隊の現在地が気になるが、今日は携帯もうまく繋がらない。山頂らしきピークに3人の姿が確認でき、A隊がりこを心配して迎えに来てくれたと思い、大きく手を振るが反応がない。山頂に着くと残念ながら別のパーティだった。

蓮華岳山頂

大沢には雪渓が残り、大沢右俣を登り滑った時の感動を思い出す。鎖場を過ぎた頃から結局パーティはまた二つに分かれ、そろそろ針ノ木峠かと思う頃、前方から歓声が聞こえた。A隊と合流できたようだ。遅れて我々も到着。特にB隊を待ってくれていたわけではなく、偶然出会えたとのこと。偶然でも出会えてよかったと、一緒に記念写真を撮り、アイゼンを着けて下山開始。針ノ木の下りはいつもスキー板を履いているので、あっという間に扇沢に着くのが常だが、残念ながらもう雪渓は大沢小屋よりだいぶ上で割れており、途中で左の登山道に逃げ、大沢小屋からは沢沿いの道を下った。途中ピンクの花をつけた木がたくさんあり、そうべぇさんがヨッシーに名前を聞くが、「知らん!」と言われてしまう。後日調べてみると、タニウツギと言う花のようだ。道路に出て扇沢に到着、雨の1日は終わった。
いろいろあったが、ヨッシーの不動岳も含め、なんとかこの長い手強いルートを手分けして繋ぐことができて本当に良かった。暁ビッグバンド・トレイルに現実味が出てきた。

(記 レー子)

瑞牆山荘~金峰山

期 日:2019年7月6日(土)
参加者:Lなべたけ、わたゆき

7月6日(土)曇り
瑞牆山荘前駐車場(9:00)-富士見平-大日岩-千代ノ吹上-金峰山頂往復(14:25)-瑞牆山荘(18:40)

梅雨の最中、前線の南下により奥秩父は天候回復して終日曇りだった。

瑞牆山荘

展望はほとんどなかったが、水分を含んだ森はうつくしく、清々しく、爽やかだった。大日岩までは快調だったが、その後ペースダウン。

金峰山山頂

コースタイム7時間くらいのところ、10時間弱の行動になった。長時間の行動になったが、ヘッデンになる直前で無事に下山できて良かった。

(記 なべたけ)

烏帽子小屋~七倉岳

期 日:2019年6月25日(火)~6月26日(水)
参加者:ヨッシー

6月25日(火)
高瀬ダム(7:30)-ブナタテ尾根取り付き(8:00)-三角点(10:15)-縦走路(11:26)-烏帽子岳(13:00)-幕営地(13:52)

七倉よりタクシーで高瀬ダム上に。トンネルを抜け吊り橋を渡りキャンプ場を通り過ぎ、濁沢を渡るとブナタテ尾根の取り付きになる。濁沢で水を補給する。

ブナタテ尾根登山口 水を補給

急登で有名?なブナタテ尾根。予備日を含め3日分の荷が重い。ペースを乱さないようにゆっくりと登る。過去上り下り一回ずつ来ているがこんなに登り易かったかな、と遠い記憶が思い出せない。

裏銀座と烏帽子船窪方面の分岐

順調に尾根を登り切り、縦走路を左に少し行くと烏帽子小屋。

烏帽子小屋

小屋明け前で中では作業をしている音がする。眼前には赤牛岳や薬師岳から立山方面への稜線が広がる。
烏帽子岳方面は未経験ゾーンだ。前烏帽子岳を過ぎ、烏帽子岳への分岐を見落とし時間をロスする。烏帽子岳の山頂手前は岩場になりザックを置いて往復する。

烏帽子岳山頂

縦走路に戻り、四十八池の入り口付近で雪のない平らな所を見つけ幕営地とする。

内緒の幕営地

残雪も豊富で水作りには苦労しなかった。

6月26日(水)
幕営地(4:40)-南沢岳(5:23)-不動岳(7:02)-船窪岳第2ピーク(8:55)-船窪岳(10:06)-針ノ木谷分岐(10:32)-船窪小屋テント場(11:16)-七倉岳(11:54)-船窪小屋(12:35)-七倉(16:28)

夜明けとともに行動開始。池には薄氷が張り、軽アイゼンをつける。残雪が多くルートがわかりづらい。

南沢岳

南沢岳、南沢岳乗越と順調に進む。不動岳の登りになるあたりで雪渓に出る。

不動岳

ルートがよくわからないが雪渓を直上する。軽アイゼンとピッケルが無ければ雪渓の際を藪を掴んで強引に登るしかなかった。不動岳からは不動沢側が崩落している箇所が多く現れる。手入れはされていて通過困難な所はない。船窪岳第2ピークからの下りでは40mほどのガレ場が悪い。

船窪岳第2ピーク

固定ロープに体重を預けて降るしかないのだが、上部の一箇所で固定してあるだけなので、一人ずつしか通過できない。

最大の難所
上部を拡大したもの

ここが最大の難所だった。

船窪岳山頂 標識が無ければ通り過ぎてしまうような小ピーク
針ノ木谷出合分岐

船窪小屋のテント場は残雪に覆われていた。水場を確認し七倉岳に向かう。2回目の七倉岳。残す未踏破区間は蓮華岳までの間だけ。

七倉岳山頂 蓮華岳は次回にお預け
船窪小屋の先から七倉ダムを望む

体力的にきつかったのと夜半から天気が崩れるとの予報なので七倉に下山する。ブナタテ尾根より標高差があり、岩がゴロゴロして歩きづらく梯子も多い。ふらふらヨレヨレで七倉まで辿り着く。

七倉の登山口に辿り着く ヨレヨレふらふら

ここが一番の核心部だったかもしれない。七倉山荘で汗を流して帰宅の途につく。
いなはるさんとかしけい君の三人で上ノ廊下を遡行した時の帰路に利用して以来でした

(記 ヨッシー)

大弛峠~金峰山

期 日:2019年6月25日(火)
参加者:Lかじさか、他1名

6月25日(火)
大弛峠(9:20)-朝日峠(9:45)-朝日岳(10:20)-金峰山(11:00~12:00)-大弛峠(13:45)

しばらく雨の日が続いていたが久しぶりに晴れの予報。梅雨の晴れ間を狙って大弛峠から金峰山を往復してきた。林道牧野川上線は完全舗装で峠(2365m)まで車で入れ気軽にハイキングが可能な山だ。9時頃に到着したがすでに駐車場は満車。未舗装の川上村側の路肩へ駐車。オオシラビソと苔の森の中を歩き始め、1時間ほどで朝日岳。展望が開け金峰山がよく見える。ここを一気に下って北側を巻く道は苔の森となりここを抜けるとすぐに稜線に出る。展望が開け瑞牆山、小川山もよく見える。

金峰山山頂

山頂付近の岩場には思いがけずイワカガミの群生を楽しむことができた。平日なのに若者からお年寄りまで入山者が多く、山は賑わっていた。

(記 かじさか)

明王峠~三国山

期 日:2019年6月22日(土)
参加者:Lレー子、他1名(非会員)

6月22日(土)雨
相模湖駅(8:10)-与瀬神社-明王峠(10:00)-陣馬山(10:40~10:50)-和田峠-醍醐丸(11:55)-生藤山(13:30)-三国山(13:40)-三国峠-軍刀利神社奥の院(14:15)-井戸バス停(14:35)=上野原駅

海の日を利用して裏銀座に行くためのトレーニングとして富士山を考えていたが、天候が不安定なため、あかつきビッグバンド・トレイルを親睦山行の終了点から繋ぐこととした。
相模湖駅を出発するときは雨が降っておらず、曇りのまま行けるかと思っていたが、登り始めると降り始め、傘を差しながらの登りとなった。親睦山行での下山路を明王峠まで登り、ここから陣馬山に向かう。雨にもかかわらず思いのほか登山者は多い。陣馬山の山頂では雨が上がり、座っておにぎりを食べることができた。

陣馬山

その後は傘を差して生藤山に向かうが、この辺りもトレランの身軽で軽装な人達と多くすれ違う。このまま傘で最後まで行けるかと思ったが、残念ながら生藤山山頂手前で突然豪雨となり、濡れながら急いで雨具を着た。

生藤山山頂

三国山を過ぎ三国峠から軍刀利神社に下りたが、峠の標識は小さな板切れで、道も不明瞭なトラバース道で、結局三国山に向かう明瞭な登山道に合流した。三国峠からの下りは誰にも会うことなく軍刀利神社まで下り、井戸バス停に向かう。バスは1時間以上来ないためタクシーを呼んで上野原駅に出た。今回は与瀬神社から登り、軍刀利神社に下る、神社から神社へのルートだった。

(記 レー子)

会山行 美ヶ原温泉~車山~蓼科山~北横岳

期 日:2019年6月1日(土)~6月2日(日)
参加者:Lそうべぇ、なべたけ、こま、みの、オヨシ、ヒー、メイメイ、おとっつあん、いずっこ

コーノさんが4月下旬に松本市役所安曇支所前から美ヶ原温泉(特養老人ホーム)まで繋いでいただいたおかげで、北八ヶ岳・美ヶ原のコース設定を立案することができた。単独で行うと何度も回数を重ねなければならないが、人数が揃えば複数パーティに分け、なお車を最大限活用することでロングトレイルをこなすことができ、少しずつ距離が延びていることが実感できた。宿泊場所は、美ヶ原近辺のオートキャンプ場を活用することにした。
9名のメンバーは車2台に分乗し北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅に向かった。天気は快晴でこれからの楽しい山行を約束しているようだ。

スタート地点のロープウェイ駅前

出発前北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅前で撮った集合写真のチーフリーダの笑顔が印象的だ。

(記 そうべぇ)


6月1日(土)快晴
A隊:Lそうべぇ、みの、ヒー
北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅(9:30)=山頂駅(10:00~10:10)-北横岳南峰(11:05)-双子池(13:10)-双子山(13:50)-大河原峠(14:05)-将軍平(15:17)-蓼科山7合目駐車場(16:10)

ロープウェイを使い山頂駅まで移動する。山頂駅からが今回の出発地点となる。山頂駅付近は圧倒的に観光客が多く、坪庭を散策していた。しかし、今年は4月に入ってからも雪が降ったこともあり、残雪が例年に無く多く残っているようだ。坪庭散策コース内にも雪が残り、ハイキング気分で来ている観光客は足元の不安を隠せなかった。北横岳に向かっている途中に携帯の電話が鳴った。オヨシからだ。B隊の起点となる大河原峠への道は落石のため通行止めであるとのこと。急遽、蓼科山7合目駐車場に変更することにした。その分、大河原峠から2時間を超える残業が科せられることになった。気持ちをしっかりと持ち、残業することをメンバーに承認していただいた。北横岳山頂からは蓼科山がよく見え、振り返ると赤岳をはじめ八ヶ岳の主たる峰々が連なっている。素晴らしい眺めである。

北横岳山頂

北横岳からは大岳方面に向かう。途中、大岳山頂には向かわず双子池に降った。大岳分岐から双子池までは厳しく、急斜面に残雪が残り苦労した。2190m付近の天狗の露地あたりは大岩がゴロゴロと変化に富んだ山容に満足した。ここから30分ほどで双子池に到着した。我々のほか1パーティの登山客がいるのみで、双子池はひっそりと静かだった。ここから双子山に登り返し大河原峠に下り、そして蓼科山の将軍平まで登り、そして7合目駐車場まで下る。考えただけでも「長い!」、とにかく長いので気合を入れないと嫌になる。双子山は草原状のなだらかな山稜だ。のんびり歩ければ気持がいいのだろうが、先を急いだ。大河原峠には14時に到着した。「車があるじゃんね!」、なんと駐車場には車が数台止まっていた。当然、聞きましたよ、車に乗っている方に「どちらからこられました。落石のため通行止めと聞いているのですが」と。蓼科スカイラインを佐久側から入ったとのこと。落石でも通過できる裏技でもあるのかと期待したが、それもそうですよね、道は繋がっている。「さて、気合を入れもうひと登り、将軍平まで登りましょう。」と掛け声をかけ出発。みのさんの口数がだんだんと減ってきたのが気になりました。ヒーさんは元気ですね。大河原峠から将軍平の登りでも残雪があり、シーズン中の雪の多さを物語っていた。佐久市最高地点2380mを15時に過ぎ、将軍平に到着した。ヒーさんの飲むコーラが魅力的だった。おいしそうだったが少し寒かったので、購入するのをやめ持っていた水を飲んだ。将軍平からは下りのみ、でも石がゴロゴロで気をつけなければ転ぶ。16時過ぎに7合目駐車場に到着した。オヨシの車を回収し、B隊下山場所とC隊出発場所となっている白樺湖駐車場へと向かい、B隊と合流した。そして、C隊の本日の終点となる和田峠まで車2台で行き、合流する。和田峠にて無事合流できた。3隊の時間配分も良く、合流地点で待ちすぎることなく行動できた。キャンプ場に到着した時間は19時と遅くなったが、充実した一日であった。

(記 そうべぇ)


B隊:SLオヨシ、なべたけ、おとっつあん
蓼科山7合目登山口(10:50)-蓼科山(12:40)-すずらん峠(14:20)-白樺湖観光センター(15:30)

北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅の駐車場で記念撮影をした後、それぞれのパーティは目的地へ。我々は大河原峠に駐車して蓼科山を目指すルート。将軍平から上に残雪があるとの情報を気にしながら向かっていくと、七合目登山口付近に通行止めのバリケードが置かれていた。まだ冬季閉鎖が解除されていなかったのだ。既に多くのパーティが駐車していたが、何とかスペースを見付けリーダーに連絡を取る。双方で電波が悪く、10分ほどして電話が繋がった。状況を伝え、我々は七合目登山口から登ることになり、代わりにA隊が大河原峠から将軍平を経由して七合目登山口まで追加で歩いてもらうことになった。他に手段がないため仕方がないことではあるが、とても心苦しく申し訳ない気持ちでいっぱいだった。気を取り直して登り始める。1時間ほどで将軍平に到着。蓼科山荘のベンチで一休みし、続くガレ場を登る。事前に得ていた情報の通り、日が当たりにくいエリアには残雪があった。軽アイゼンをつけるほどでもないため、焦らずに山頂へ向かう。蓼科山頂ヒュッテには人だかりできていたが、気にせず通り過ぎてお馴染みのゴロゴロ火口へ。

蓼科山山頂

中心部には何やらアンテナが立っている。どうやらアマチュア無線を楽しんでいるようだった。記念撮影と食事を終え、すずらん峠に向かって下山。ビーナスラインでは7キロほど歩いて集合場所の白樺湖観光センターへ。途中、バギーやラジコンなど大人向けの遊び場があったが、週末だというのに客入りは良くなかった。会話に夢中になって歩いていたせいか、いつの間にか観光センターを通り過ぎていた。他のパーティはまだ到着していなかったので、観光センターのベンチでくつろぎながら会話の続きを楽しんだ。

(記 オヨシ)


C隊:SLこま、メイメイ、いずっこ
白樺湖観光センター駐車場(10:37)-車山山頂(12:30)-蝶々深山(13:20)-鷲ヶ峰山頂(15:45)-和田峠(17:00)

白樺湖観光センター駐車場に車をデポし、蓼科山をバックに出発前の記念撮影を済ませ出発。なだらかに上るビーナスラインを時折乗用車が結構なスピード通っていく。危険の無いよう一列で30分程歩くとビーナスラインと並行する登山道入口へと入って行く。ビーナスラインを左に見ながらなだらかな笹の山腹を徐々に登る。車道がだいぶ下に見えてくると信濃路自然歩道の分岐に差し掛かる。ここで初めて夫婦ずれの登山者に行き交う。すり鉢状となった地形の底にあるロープウェイ乗り場を左手に見ながら反時計周りでほぼ平坦な幅の広い遊歩道を進む。周囲は笹の草原となっており背の高い木々もなく、遠くまで見渡せる。下の駐車場には20~30台の車が止まっており、大勢のハイカーの山腹や頂上を歩く姿が見える。頂上へ続く階段は今回の行程で一番の急勾配。特に直下の階段は幅の広い岩を並べ整備されているが、逆層ぎみで表面が滑る為、下りは注意。

車山山頂

車山山頂(1925m)でエネルギー補給と記念撮影を済ませ、先ほどの階段を20分程下り蝶々深山への分岐へ。ここから先は如何にも霧ヶ峰という風情の広々とした草原を物見石まで約40分。こちらへ向かうハイカーは殆どおらず先に行く単独ハイカーのみで、時折数名のハイカーとすれ違うだけ。物見石で小休止。ここからは八島ヶ原湿原へ続くジグザグの登山道を30分程下り、湿原の左手を湿原に沿って木道を30分歩くと鷲ヶ峰~和田峠への分岐となる。50分程急登を登り鷲ヶ峰(1797m)へ到着、記念撮影をして早々に出発。

鷲ヶ峰山

緩やかに下りながら50分程で登山道出口に到着。

和田峠

車道を右に200m程下り広い駐車場のある土産物屋前でピックアップを待つ。

(記 こま)


6月2日(日)晴れ
A隊:Lそうべぇ、オヨシ、おとっつあん
三峰大展望台(7:25)-鉢伏山(10:05)-宮入山-高遠山(11:49)-美ヶ原温泉・特養老人ホーム(13:28)

私たちA隊は、キャンプ場から三峰大展望台まで車で移動し、ここを起点として7時25分に出発した。今日は約25kmのトレイルランとなる。草原状の稜線を走ること、なんと気持がいいことだろうと想像していたが、これが厳しかった。当然下りはハヤテのごとく疾走できるのだが、登り返しでは心臓がばくばく、口から飛び出るのではないかと思うほどきつかった。前を行く二人とは距離が離れる一方だ。オヨシ、おとっつあんはなんともないのだろうか。それでも、山の中を走ることの爽快さは走ってみなければわからないと思う。このコースは美ヶ原トレランのコースにもなっているようだ。毎年大会が開かれている。鉢伏山まではアップダウンの繰り返しだが気持ち良いルートである。この次はゆっくりと歩きたいと思う。

鉢伏山山頂

鉢伏山からはひたすら下る。前鉢伏山、宮入山、高遠山と三角点があるようだが、宮入山の山頂は見つけることができなかった。高遠山を過ぎたあたりから登山道が見当たらなくなる。鉢伏山から美ヶ原温泉までのコースは今ではあまり利用されていないようだ。地図上にもコース設定されていない。見当をつけて尾根スジを下ると「水番城跡」搦手筋方面のサインがあった。その昔に水を引くために建てた小屋でもあったのだろうかと想像する。12時45分に里に下山することができた。すでに下山している2隊に下山の連絡を入れると、美ヶ原温泉の立ち寄り湯に入っているとのこと。

美ヶ原温泉近くの特養老人ホーム

私たちは、特養老人ホームを探しながら4kmほどの道を歩き、写真に納め、みんなが待つ立ち寄り湯に向かった。

(記 そうべぇ)


B隊:SLこま、メイメイ、いずっこ
和田峠(7:40)-三峰山(9:35)-扉峠(11:55)

前日にピックアップされた駐車場で車を降り、2日目の行程が始まる。駐車場前のビーナスラインを渡り、旧スキー場跡の緩斜面を10分登ると中山道古峠の分岐に出る。ここから北に進路を取り目指すは扉峠、約4時間の緩やかな行程。右眼下にビーナスラインを見下ろし、笹で覆われた登山道のアップダウンをワンピッチ約1時間で2ピッチ。小高いピークの本日最高峰三峰山(1887m)に到着。振り返ると笹原の中に歩んできた道跡がくっきりと見渡せる。エネルギー補給を済ませ出発。40~50分下ると眼下に見えていたビーナスラインとほぼ同レベルまで高度を下げる。車道と並走するように林の中を歩くと、登山道は終わり車道に出る。

扉峠

車に気を付けながら歩道を10分、ゴールの扉峠駐車場に到着。デポしてある車に戻り一休み、お疲れ様でした。

(記 こま)


C隊:SLなべたけ、みの、ヒー
扉峠(7:50)-茶臼山(8:55)-王ケ頭(10:45)-センターハウス駐車場(12:00)

茶臼山では八ヶ岳、尾根道からは南アルプスが見えた。茶臼山から美ヶ原間は牧場の中を通る。柵を越えて遊歩道に出る感じがなんとも言えなかった。

王ヶ頭

美ヶ原高原ホテルで、みんなでソフトクリームを食べた。ソフトクリームを食べたら身体がとても冷えたが、とても美味しかった。ゴールに指定されている“センターハウス”とは、そもそもどの施設のセンターハウスなのか確認をし忘れ、合流できた時にはホッとした。

(記 ヒー)

会山行 谷川岳周辺

東尾根3
山域 谷川岳周辺(一の倉沢衝立岩中央稜、東尾根、馬蹄形縦走、天神尾根)
日程 2017年10月7日(土)〜8日(日)
メンバー
(一の倉沢衝立岩中央稜)岳(L)、みの
(東尾根)のり(SL)、わたゆき、ふみ、なべたけ(L)
(馬蹄形縦走)こば(L)、しょうご
(天神尾根)会長(L)、会長夫人、ちじい、  さつき、仰平
10月会山行は、毎年恒例の谷川周辺。お天道さまとのタイミングが合って、4パーティーに分かれてまずまず充実の山行になりました。

東尾根シンセンのコル付近 紅葉最高でした!
東尾根シンセンのコル付近
紅葉最高でした!

シンセンのコル近く

東尾根隊のメンバー
東尾根隊のメンバー

 

登攀終了してテールリッジを下山するみのさん
登攀終了してテールリッジを下山するみのさん

 

なにかカッコイイ岳さん
なにかカッコイイ岳さん

 

大渋滞天神尾根
大渋滞の天神尾根

 

不死身の中年、こばさん
不死身の中年!こばさん

みなさま、おつかれ山でした!!

越後 八海山下見山行

日 12月4日(土)〜5日(日)

メンバー ジャイアン、がく、ぶん、ざっきいー、鉄男、なべたけ(L)

年末年始の冬合宿に備えて、八海山の下見をしてきました。

ルートは、
3日 大崎口~女人堂~薬師岳~女人堂(泊)
4日 女人堂~大崎口

山麓の積雪は無し、1000mほどから積雪見られ、女人堂周辺は20cmほど。この時期の例年より少ないようです。

2日間、昼夜お天気に恵まれて、
雪のお山と広い宇宙をたくさん感じることができました。
冬合宿に向けて、いい山行になりました。

 

11月会山行 白毛門〜朝日岳

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【山域】谷川連峰 白毛門〜朝日岳
【期日】2016年11月5日〜11月6日
【参加人数】2日組:7名
日帰り:4名
【活動報告】
久しぶりの大所帯の山行となった。2日組は早朝(6時30分)橋本駅に集合し、岳デリカにて出発。
7名とその荷物、岳デリカはその期待に見事答えてくれた。紅葉のシーズン、そして快晴、この2日間は行楽日和とメディアの天気予報は賑わい、私たちの心も逸るはやる、膨らみ、気持ちはもはや登山ではなく観光気分であった。当然のように高速道路も賑わい、土合橋の駐車場には9時50分に到着した。
10時20分に登山口を出発。ちょっと遅い出発ではあるが、天候の崩れはないことは確信できたし、テントも2張りあるので、心配は無い。今回は2日組7人での行動であり、新人の参加もあることから、3人と4人の2パーティに分け歩き始めた。紅葉の森を、ゆっくりと登り始める。赤や黄色に色ずいた木々は鮮やかだ。これから厳しい冬を迎えるための最大の見せ場だろう。3人の元気組(岳、ジャイアン、ジャイ子:そうそう、なぜかいつもはフーちゃんと呼ばれているお姉ー、この日ジャイ子になった。)
この元気組は、紅葉のトンネル尾根をどんどん高度を稼ぎ、アッと言う間に私たちの視界から消えていった。
私たち、のんびり組はゆっくりと登る。山も紅葉も逃げません。紅葉の間から見える谷川岳の荒々しい岩肌は印象的だ。雲ひとつ無く、風も無く穏やかな天候に恵まれ、疲れも感じない。みんなもそうだろうな。

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白毛門まではまだ遠い。13時50分松ノ木沢の頭に到着。元気組は白毛門手前の尾根を軽快に飛ばしている。森林限界を過ぎているので周りがよく見渡せる。15時白毛門到着。元気組が待っていた。笠が岳、朝日岳の展望が良い。10年以上前の12月に朝日岳まで行ったが、雪と風がひどく、辛かったことしか記憶に無い。こんな展望なのかと改めて感動した。谷川の峰々も素晴らしい。元気組には先を急いでもらう。時間は平等に割与えられているのだ。

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日没まであと2時間、なんとか暗くなる前に笠が岳の避難小屋に入らなければ。
のんびり組を少し急がせ、笠ケ岳の最後の登りを楽しむ。さすがにみんな疲労が溜まっているようで、ペースは上がらない。それも谷川の峰々に沈みゆく太陽と黄金色に輝く熊笹、いつまでも見ていたい風景が今ここにある。これも一因か。17時00分笠が岳山頂到着。同時に太陽は谷川の峰に沈んだ。

 

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さーぁ、飲むぞ。

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呑んだくれてます、わたしたち。

6日は、避難小屋から朝日岳往復して下山を計画していたが、雨模様であり視界がほとんど得られない。
楽しく無いので、朝日岳はやめて下山することにした。7時00分に雨の中を下山した。

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松ノ木尾根に向う途中から、人の叫ぶ声が聞こえた。日帰り組の4人だった。天気が悪い中、よく登ってきたもんだ。2日組は色々な天気に巡り会え、楽しんだ。 あぁ、今日もいい天気だった。
しまった、11人での集合写真を撮り忘れたあぁぁ。ごめんなさい日帰り組の皆さん。

会山行 谷川岳主脈縦走

DSCF6297【山域】谷川岳〜平標山 谷川岳主脈縦走
【期日】2016年10月8日(土)〜9日(日)
【参加】sobe,Komachi
【報告】
10月会山行は沢隊、岩隊が悪天が予想されたか中止となった。尾根隊は一人になっても、悪天でも行くと密かに小さな闘志を燃やしていました。Komachiの参加が決まり、勇気100倍。
東京始発の新幹線で上毛高原へ向かう。10月の紅葉シーズン、それに3連休でもあり、さぞ新幹線ホームは登山ザックを背負っている登山客で混雑していると思いきや、がらがら状態。上毛高原で谷川岳ロープウェイ行きのバス停も誰も待っていない。バスの中もがらがら。谷川岳ロープウェイ駅もがらがら。天気が悪くなることが予想されているため、敬遠したのかな?とKomacchiと話しながら天神尾根を歩き出しました。
天神尾根は昨年のこのシーズンに下りで利用した。その時の賑やかさに比べるとなんて静かな山行なんだろうと思う。女王さまは「あんな混雑したところはイヤだわ」なんておっしゃていたようだが、全くの静かな山。
ロープウェイを降り天神尾根を肩の小屋に近くなった頃からガスは晴れ始めた。ところどころ景色が見える。
谷川岳山頂は、相変わらずガスの中。おまけに強風。写真を一枚撮り、そそくさと肩の小屋へ向かう。

 

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ここから、万太郎山方面へと向かう。この頃から、ガスは完全に上がりあたりは秋の谷川岳風景そのものである。こんな景色の山は他には無いだろうな。熊笹のグリーンと黄色く色ずいた草、この草原状の尾根を延々と歩く時が来ることをずーと前から待っていた。風は強いが南からの風で暖かい。時折、動物の匂いが鼻につく。「Kobaさんででも潜んでるんじゃないの。なんてたって体力はケダモノ級だからね。」軽口を叩きながら縦走路を堪能しながら歩く。気持ちが良い。オジカザワノ頭直下は岩場であり、痩せ尾根、結構緊張した。俎くら山稜はかっこいい。草原状の尾根に大障子避難小屋が見えてきた。13時25分避難小屋に到着。水場までKomacchiは水汲みに出かた。その後当然のようにど宴会が始まった。18時就寝。

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翌日は土砂降りと強風の中小屋を出た。明るくなるのを待ち5時40分出発。昨日とは打って変わり景色は何も見え無い。その代わりに強風を雨が歓迎してくれた。昨日の宴会で火照った頭と体を冷ますにはちょうど良い。これも山なのであり、今日もいい天気だった。様子がわからない中、幾つもの峰を登り、また下る。たまにガスが晴れ遠くに見える山頂。まさかね、と思うが、登山道はそっちの方向に伸びている。気持ちが萎えそうになると、ガスが隠してくれた。遠そうで近い峰々。山の大きさに比べると人なんてとんでもなく小さい。山は動けないが、人は動く、進む、目的に向かい。仙ノ倉山から平標山までは体を隠すところがない。強風と雨が容赦なくいじめてくれた。がまん、がまん、人はがまんというものを知っているのだ。12時15分平標登山口バス停に到着した。

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