期日:令和6年8月15日
参加者:サツキ
浄土平ビジターセンター(8:00)~酸ヶ平避難小屋(9:05)~一切経山(9:41)~酸ヶ平避難小屋(10:48)~鎌沼(10:55)~東吾妻山(11:57)~浄土平ビジターセンター(13:35)
天気予報は曇り時々雨。登山天気はⅭ判定。近づいている台風の影響は大きく、浄土平へ向かう道のり、磐梯吾妻スカイラインはすでに雲の中だった。
それでもスタート時雨は降っておらず、ふわりと涼しく風が吹く。その風に時折、軽く硫黄のにおいを感じた。見上げれば、山腹から噴煙が立ち上っている。山頂は雲に覆われているものの、これから活火山へ登るのだと実感し、心が躍る。
避難小屋の手前で雲がみるみる薄れ、晴れ間が広がる。青がまぶしい。
避難小屋を過ぎるとガレた斜面が山頂まで続く。いつの間にかすっかり雲に覆われて、展望はなく黙々と歩くが、足元の岩礫は見たことのない色合いをしており興味深い。植生も目新しいものばかりだった。
スタートから1時間40分ほどで登頂。直後は真っ白だったものの、しばらくすると視界が晴れ、楽しみの一つ、五色沼を眺めることができた。魔女の瞳といわれる沼の色は、深い深い青だった。
鎌沼を経由し、東吾妻山へむかう。
山頂までは樹林帯。うっそうとした木々が狭い山道をより狭くしている。背を丸めるようにしてひたすら歩を進める。しかも足元は時折沢のような状態で歩きにくい。山頂からの展望に期待して、30分ほど歩く‥と、森林限界を超え、背を伸ばせるように。晴れれば磐梯山や猪苗代湖まで見渡せる素晴らしい展望と聞いていたが、残念、今回はここも雲の中。だがそんな天気のおかげか他に人もおらず、たくさんのトンボとともに、ゆっくり休憩し下山。
終始予報通りの空模様だったが、大きく崩れることはなく、期待した展望はなかったものの、心地よい気温のなか、計画の工程を楽しくしっかり歩く事ができた。 (記:サツキ)