期 日:2019年8月31日(土)~9月1日(日)
参加者:Lレー子、なべたけ、わたゆき、コバヤン、みの、ヒー
8月31日(土)曇り時々晴れ
相模原(6:00)=西沢渓谷入口駐車場(8:10)-鶏冠谷出合(9:00~9:10)-釜ノ沢出合(12:18)-千畳のナメ(12:34)-両門ノ滝(13:19)-幕営地(14:20)
前日雨のため増水を心配したが、西沢渓谷入口駐車場から見る限り、濁りもなく平水のため予定通り釜ノ沢に入ることとする。車1台を下山口の雁坂トンネル入口に移動して出発。つり橋を渡り東沢に入り、鶏冠谷出合で沢靴に履き替えていると、男性3人パーティが到着。彼らは鶏冠谷に入るようだ。釜ノ沢は久しぶりだが、登山道は大分荒れており、結局山の神を確認することができなかった。
東のナメ、西のナメを眺めながら本流を進む。スラブのへつりでヒーさん、わたゆきさんは時々ドボンするが楽しそう。
釜ノ沢出合からすぐの魚止めの滝は以前あった倒木がなくなり、ほんの一歩が辛いが、無事クリアして美しい千畳のナメをひたひたと歩く。
両門の滝で東俣に入りヤゲンの滝を超えてしばらく行くと広い幕営適地で、比較的高齢の6人ほどのパーティがタープを張り濡れたものを干していた。十分我々が張るスペースはあったが、翌日の行動時間を考え先に進む。そこから10分ほどで、みのさんが言うには以前会山行で幕営した場所に到着。わたゆきさんがやや遅れるようになり体力的にきつそうなので、そこを本日の幕営地とする。やがて後ろから来た5、6人のパーティは対岸で幕営準備を始めた。
焚き木を集めて久しぶりの焚火。みんなが寄って集って火をかまうので、着いたと思ってもやがて消えてしまう。みのさんを火守り爺に任命し、ようやく立派な焚火を熾すことができた。天気予報はあまり良くなかったが、夜空には満天の星。
9月1日(日)曇り
幕営地(5:30)-水師沢出合(6:30)-木賊沢手前支沢(6:50)-山頂から西、標高2400m地点の稜線(8:48~9:05)-甲武信ヶ岳(9:14~9:22)-甲武信小屋(9:35~9:50)-笹平(10:40)-西破風山(11:30)-東破風山(11:59)-雁坂嶺12:50~13:00)-雁坂峠(13:27~13:33)-沓切沢橋・林道終点(15:03)-雁坂トンネル入口駐車場(15:36)
ふつうは甲武信に抜けて下山するだけだが、本日は雁坂峠まで行かなければならないため、5時30分の出発とする。
水師沢までは順調に進むが、二股で左の支沢に掛かる滝を3段30mスラブ滝と誤認、分岐の本流側にケルンがあったが、その地点から支沢の滝を巻く明瞭な踏み跡あり、巻き道を示すケルンと思い支沢に入ってしまった。踏み跡からすると多くのパーティがこのルートに入っていると思われる。それなりに楽しく登れる滝が連続するが、なかなか甲武信小屋のポンプ小屋が出てこない。おかしいと思う頃、左からの大崩壊地に出る。みのさんのGPSで現在地が確認できたが、ここから戻るのも大変なのでそのまま支沢を詰め、最後のギリギリで左の樹林帯に逃げ、藪漕ぎなしですぐに登山道に出ることができた。沢靴を履き替え、僅か10分で甲武信ヶ岳の山頂に立った。
記念写真を撮り、甲武信小屋でトイレと水の補給をして早々に先を急ぐ。その先はアップダウンもあり、疲れた体には応えるが、笹平は笹の草原が美しく、避難小屋も快適そうだった。
ようやく雁坂峠に到着。雁坂峠は日本三大峠で、あとの二つは針ノ木峠と三伏峠であることを看板で学び、下山を開始する。
以前ナメラ沢の下山時にここを下っているが、その頃はもっと若かったためか気にならなかったが、思いのほか長い下りだ。みんなヨレヨレになって雁坂トンネル入口の駐車場に到着した。1台移動しておいて本当に良かった。
その日のうちに関西に帰るみのさんを塩山駅で降ろして相模原に帰り、長い一日は終わった。
(記 レー子)