【山域】谷川岳〜平標山 谷川岳主脈縦走
【期日】2016年10月8日(土)〜9日(日)
【参加】sobe,Komachi
【報告】
10月会山行は沢隊、岩隊が悪天が予想されたか中止となった。尾根隊は一人になっても、悪天でも行くと密かに小さな闘志を燃やしていました。Komachiの参加が決まり、勇気100倍。
東京始発の新幹線で上毛高原へ向かう。10月の紅葉シーズン、それに3連休でもあり、さぞ新幹線ホームは登山ザックを背負っている登山客で混雑していると思いきや、がらがら状態。上毛高原で谷川岳ロープウェイ行きのバス停も誰も待っていない。バスの中もがらがら。谷川岳ロープウェイ駅もがらがら。天気が悪くなることが予想されているため、敬遠したのかな?とKomacchiと話しながら天神尾根を歩き出しました。
天神尾根は昨年のこのシーズンに下りで利用した。その時の賑やかさに比べるとなんて静かな山行なんだろうと思う。女王さまは「あんな混雑したところはイヤだわ」なんておっしゃていたようだが、全くの静かな山。
ロープウェイを降り天神尾根を肩の小屋に近くなった頃からガスは晴れ始めた。ところどころ景色が見える。
谷川岳山頂は、相変わらずガスの中。おまけに強風。写真を一枚撮り、そそくさと肩の小屋へ向かう。
ここから、万太郎山方面へと向かう。この頃から、ガスは完全に上がりあたりは秋の谷川岳風景そのものである。こんな景色の山は他には無いだろうな。熊笹のグリーンと黄色く色ずいた草、この草原状の尾根を延々と歩く時が来ることをずーと前から待っていた。風は強いが南からの風で暖かい。時折、動物の匂いが鼻につく。「Kobaさんででも潜んでるんじゃないの。なんてたって体力はケダモノ級だからね。」軽口を叩きながら縦走路を堪能しながら歩く。気持ちが良い。オジカザワノ頭直下は岩場であり、痩せ尾根、結構緊張した。俎くら山稜はかっこいい。草原状の尾根に大障子避難小屋が見えてきた。13時25分避難小屋に到着。水場までKomacchiは水汲みに出かた。その後当然のようにど宴会が始まった。18時就寝。
翌日は土砂降りと強風の中小屋を出た。明るくなるのを待ち5時40分出発。昨日とは打って変わり景色は何も見え無い。その代わりに強風を雨が歓迎してくれた。昨日の宴会で火照った頭と体を冷ますにはちょうど良い。これも山なのであり、今日もいい天気だった。様子がわからない中、幾つもの峰を登り、また下る。たまにガスが晴れ遠くに見える山頂。まさかね、と思うが、登山道はそっちの方向に伸びている。気持ちが萎えそうになると、ガスが隠してくれた。遠そうで近い峰々。山の大きさに比べると人なんてとんでもなく小さい。山は動けないが、人は動く、進む、目的に向かい。仙ノ倉山から平標山までは体を隠すところがない。強風と雨が容赦なくいじめてくれた。がまん、がまん、人はがまんというものを知っているのだ。12時15分平標登山口バス停に到着した。