北天のタル~三条ダルミ

期 日:2019年9月28日(土)
参加者:そうべぇ

9月28日(土)晴れ
片倉橋ゲート前駐車場(6:00~6:20)-林道終点(7:38)-三条の湯(8:00~8:05)-三岩分岐(9:20~9:45)-三条ダルミ(11:15~11:30)-三条の湯(12:40)-林道終点(12:55)片倉橋ゲート前駐車場(13:55)

9月の会山行で雁坂峠から三条ダルミを計画していたが、三岩分岐から三条の湯へと下った。つまり計画変更をした。雲取山から三条ダルミ、三条の湯はオヨシ、こー平にてつなげていたことが理由だ。とにかく繋がることを目標としていたので問題ないと判断した。しかし、「奥秩父縦走路」と地図上には記載されており、その一部分が欠落していることの気持ち悪さ、心残り、後ろ髪ひかれっぱなしの気持ちがぬぐいきれず、あるいは罪悪感からか、改めてつなぎなおしの計画を立てた。林道歩きの長いことを除けば、楽しい山歩きになるのではないかと思った。この日は、ラグビーワールドカップ日本対アイルランド戦があるので、少なくとも帰りの車でラジオ中継には間に合うように下山したい。この長い林道をいかに克服するか、林道なので力まかせに走るのみ。疲れたら歩き、癒えたら走りの繰り返し。
片倉橋ゲート前駐車場を6時20分に出発。林道の緩い登りを走ったり、歩いたりしながら7時35分に林道終点に到着した。以前はこの林道終点まで車は入れたようだが、落石の危険が増したので、進入禁止となったようだ。林道から眺める沢は水量が多く、激しい流れだ。綺麗な沢だと思った。林道終点から三条の湯まで30分ほどの行程、8時ちょうどに到着。三条の湯からは三ッ岩(北天のタル)経由の周回ルートをとった。高低差約850mの登りである。他の登山者とも会わず静かな登りを楽しんだ。北天のタルには9時15分到着。ここから三条ダルミまでは尾根上で起伏のない平坦なルートとなる。草原上であれば申し分ないのだが、クマ笹の藪を掻き分けながら進まなければならず、思ったほど走れない。登山道も笹におおわれ、足元が見えない。笹に足を取られ滑り、谷側に落ちてしまう危険性もあった。十分に整備されていない登山道だ。奥秩父縦走路は山梨県側の整備は行き届いているが、東京都、埼玉県側はあまり気にされていないように思えた。クマ笹を掻き分けて進むと、視界が開けぽっかりとした草原が目の前に広がった。狼平1752mである。赤トンボがたくさん飛びかっていた。あまりにも気持ちのいい場所なのでしばらくぼぉーっとしていた。三条ダルミには11時15分到着。

三条ダルミ

雲取山までの往復も考えたが下山を急いだ。腹ごしらえをして三条の湯に向かった。途中迂回路があり、登り返さなければならないことは想定外だったが、鹿の親子に見守られながら静かな山歩きを満喫した。三条の湯からは来た道をたどり、片倉橋ゲート前駐車場には13時55分に着いた。
「あかつきビッグバン・トレール」上の奥秩父縦走路はこれで完結。これで心残りも無くなり、さっぱりした。

(記 そうべえ)

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